公開日: 2024/01/11
更新日: 2024/09/30
マウスピース矯正中にはどんな食事をしたらよいのか、また外食をしていいのか気になりますよね。 本記事では、マウスピース矯正中の外食や飲み会での注意点、マウスピースの装着し忘れを防ぐ方法、食事中のケア方法、そして外出時に役立つ便利なケアグッズについて詳しくご紹介します。
記事の編集・責任者歯科医師高橋涼太先生
千賀デンタルクリニック分倍河原MINANO医院 院長。日本大学歯学部 卒業。
結論から言うと、マウスピース矯正中の食事制限はありません。もちろん外食もして良いです。
マウスピース矯正はワイヤー矯正と異なり、装置を食事の際に外すことが可能です。つまり、矯正器具を付けない状態で食事をすることができるため、食事制限をする必要がありません。
しかし、マウスピース矯正中に注意しておくべき食べ物がありますので、事前に確認しておきましょう。
マウスピース矯正中では、特に痛みがなければ食事制限する必要がありませんので、ふつうに食事をして問題ありません。
しかし、矯正治療で歯が動きやすくなり固いものを咬むと痛みがある場合は、おせんべいや固い肉など、噛んだ時に歯に強い圧力のかかる食べ物はできるだけ避けましょう。
カレーやワイン、コーヒーなど色の濃い食事は注意が必要です。
このようなものを飲食しても、食後に歯磨きやうがいなどで、口の中をキレイにしていれば問題ありません。
しかし、口の中にカレーなどの色の濃い食べ物が残った状態でマウスピースを装着すると、マウスピースが変色し、目立ちやすくなることがあります。
食後の歯磨きが難しいタイミングの食事では、色の濃いものは避けた方が良いでしょう。
マウスピースを装着したまま飲んでいい飲み物は、原則的に冷たい「水」のみです。
例外として、砂糖を含まず無色の炭酸水であれば、摂取して問題ないでしょう。
マウスピースを装着した状態だと基本的に水しか飲むことはできませんが、食事と同様にマウスピースを外せば大体の飲み物を飲んで問題ありません。
コーヒー、紅茶、赤ワインなど、色の濃い飲料はマウスピースを変色させてしまう可能性があります。
マウスピースを外せば飲んで問題ありませんが、飲み終わった後はしっかり歯磨きなどの洗浄をしましょう。
ホットコーヒー、白湯、ホットココアなど、温かい飲み物はマウスピースを変形させてしまう可能性がありますので、外してから飲むようにしましょう。
お酒やスポーツドリンクやジュース、乳製品などは、マウスピースを装着した状態で飲んでしまうと、マウスピースと歯の間に糖分が溜まり、虫歯の原因となってしまいます。
また、スポーツドリンクにはクエン酸やアミノ酸などの酸性原料が含まれており、それらも虫歯の原因となりますので注意しましょう。
マウスピース矯正中に飲んではいけない飲み物はありません。 ただし、あまりに飲む間隔が短いと装着時間に影響を与えたり、口腔内が酸性状態になり虫歯菌が活性化したりします。
サッと飲んですぐうがいするといったように、ダラダラと時間をかけない飲料の飲み方を習慣づけるようにしましょう。
マウスピース矯正中に食事をした際に生じる痛みは、実は治療の進行を示すサインでもあります。
マウスピース矯正ではワイヤー矯正に比べ、食事中の痛みは少ないです1)。
しかし矯正治療中は歯が動きやすくなっているため、特に固い食べ物を食べた際には、歯の根元にズキズキとした痛みが生じることがあります。
痛みを軽減するためには、できるだけ柔らかい食べ物を選びましょう。もし痛みが強い場合は、歯科医師に相談してください。
マウスピース矯正中でも、外食や飲み会は基本的に問題ありませんが、いくつかのポイントに注意しましょう。
まず食事中はマウスピースを外したら、紛失してしまわぬように専用ケースに保管する習慣を付けましょう。
そして食後は、可能な限り歯を磨いてからマウスピースを再装着しましょう。
外出先で歯磨きが難しい場合は、口を水やマウスウォッシュでゆすぐことをおすすめします。
また、マウスピースを外している時間は短くすることが望ましいです。
マウスピース矯正中の外食や飲み会では、食事の直前までマウスピースを装着しておくことが重要です。 これにより、装着時間を最大限に確保することができます。
食事が終わったら、できるだけ早く歯を磨いてからマウスピースを装着しましょう。
食べかすが残ったままマウスピースを装着すると、細菌が増殖してしまい虫歯や歯周病のリスクとなります。
外食や飲み会後の歯磨きが難しい場合は、お手洗いなどで簡単なケアを行っておき、帰宅してから充分にお手入れしましょう。
例えば、外食が決まっている日にはマウスウォッシュなどの持ち歩きやすいケア用品を携帯しておくなど、事前準備をしておくことも有効でしょう。
もし忘れてしまったとしても、携帯用のハブラシセットや洗浄液はコンビニなどでも購入できますので、覚えておきましょう。
外出先での忙しさや楽しさに気を取られがちで、マウスピースを忘れてしまうことがあります。
マウスピース矯正中の外食や飲み会では、マウスピースの装着し忘れや置き忘れに注意しましょう。
これを防ぐためには、マウスピースを専用ケースに入れて常に携帯することが効果的です。
食事が終わったらすぐにケースに戻す習慣をつけることで、置き忘れを防ぐことができます。
マウスピースの装着忘れや置き忘れは、矯正治療の遅延や再作製につながり、追加費用が発生することも多いです。そのため、常に意識して管理することが大切です。
マウスピース矯正では、1日20時間以上の装着が必須とされています。
外食や飲み会の際も、マウスピースをできるだけ長く装着することを心がけてください。 家を出る前に外すと装着時間が短くなるため、食事の直前までマウスピースを装着し、食後は早めに再装着することで、装着時間を最大限に保ちましょう。
外食や飲み会を楽しむ際も、マウスピースの装着時間をしっかりと管理することを心がけてください。
マウスピース矯正中は外食や飲み会であってもできるだけ歯磨きをすることが望ましいですが、それが叶わない場面も多々あるでしょう。
そんなときに携帯しておくと便利なケアグッズについてご紹介します。
口をすすぐだけで、食べかすや細菌の大部分を洗い流し、マウスピースを不衛生な状態で装着することを防ぎます。
携帯に便利な小型ボトルや使い切りタイプがおすすめです。
歯の表面の汚れを拭き取るシートで、水や歯ブラシは不要です。
ウェットシートタイプや指にはめるタイプがあり、外出時や移動中でも簡単に使えます。
歯と歯の間の食べかすを取り除く糸ようじで、日常の歯磨きにも取り入れるのがよいでしょう。 持ち運びもしやすく、外出時にも使いやすいです。
食事前にはマウスピースを外すのが基本ですが、もし忘れてしまって装着したまま食べてしまった場合は、すぐにマウスピースを取り外して、きれいな水でしっかり洗いましょう。
食べ物の残りかすや汚れがマウスピースに付着すると、虫歯や歯周病のリスクが増えるので、丁寧に清掃することが大切です。
さらに、マウスピースが破損や変形していないかを確認し、何か問題があればすぐに歯科医師に相談してください。
マウスピースの破損や変形は矯正治療に影響を与える可能性があるので、迅速な対応が必要です。
マウスピース矯正中の外食や飲み会で特に重要なのは、食事前後のマウスピースの適切な装着とケアです。
特に食後は、歯を磨いた後にマウスピースを再装着することが大切で、これによって虫歯や歯周病のリスクを減らせます。
いつも通りの食事を楽しみながら矯正治療したい方には、マウスピース矯正は非常におすすめです。まずは信頼できるスマイルモアに相談してみませんか?
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