Eラインとは？理想の横顔の確かめ方やなり方などを徹底解説！

Eライン(エステティックライン)とは？

Eラインとは、エステティックラインの略で、横顔の美しさを評価する基準の一つです¹⁾。 具体的には、鼻先から下あごの先を結んだ一直線のことを指します。 Eラインが美しいと、全体の顔立ちも美しく見えるとされているのをご存じでしょうか？

理想的なEラインの基準とは？

美しい顔の条件として、Eライン（エステティックライン）が非常に重要です。 一般的には唇がこのEラインからはみ出していない状態が美しい横顔とされています。 しかし、人種によって鼻や顎の高さが違うので、美しいとされる基準も異なります。

白人のEラインの基準

もともとEラインという基準を1957年に作ったリケッツ先生は、唇の位置がEラインよりも2mm程度内側にあるのがあるのが美しいと結論づけました¹⁾。フォスター先生は、1973年にEラインよりも3.5㎜内側に唇があるのが美しいと言っています²⁾。 つまり、Eラインよりも3㎜程度内側に唇が位置するのが理想的と言えるでしょう。

日本人のEラインの基準

1969年に発表された研究では、上下の口唇がほぼEライン上に位置するのが美しいとされていました³⁾。これは一般的に、日本人は欧米人と比べて鼻が低いためです。

しかし1993年の研究では、美しいと思われる日本人の口元の位置はEライン後方2㎜⁴⁾と発表されました。さらに2009年には、日本人に好まれる口元の位置は、Eライン後方3.5㎜である⁵⁾ことが分かりました。

このことから、理想のEラインは時代とともに変化しており、美しいと思われる日本人の口元の位置は、Eライン後方2～3.5mmと言えるでしょう。

Eラインのセルフチェック方法

Eラインを自分で確認する方法は非常にシンプルです。

■Eラインを確認する方法
①定規などの真っ直ぐなものを鼻先と顎の先端に当てる
②この状態で、上下の唇が①で当てた物に触れているかどうかを確認します

定規などが唇に当たらなければ、理想のEラインに近いと言えるでしょう。

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《タイプ別》理想的なEラインができない原因と改善方法

理想的なEラインができない原因には、さまざまなタイプがあります。また、タイプごとに改善方法も異なります。
ここでは、理想のEラインができない主な原因を、タイプ別に解説します。

口元が突出しているタイプ

口元が突出している、いわゆる「口ゴボ」の状態です。 上唇や下唇が通常よりも前に出ていることで、顔全体のバランスが崩れて見えてしまい、Eラインが美しく見えなくなってしまいます。

こちらの場合は、歯列矯正で改善することができます。歯科矯正で改善することで治療後も正しく維持管理（保定）すれば、矯正治療の効果は何十年も持続します。
また、見た目だけではなく、咬む機能や発音の改善なども期待できるのも大きなメリットといえるでしょう。

しかし、歯列矯正による治療は、治療期間が長く、一般的に数ヶ月から数年かかることから敬遠されてしまう場合もあります。
また、矯正器具が原因で治療中に違和感や痛み、口内炎ができることも。矯正後もリテーナーの使用など維持するための努力が求められるといったデメリットもあるため、歯科医師とよく話し合って治療を決めるようにしましょう。

受け口のタイプ

「受け口」とは、上顎よりも下顎が前方に突出している状態で、口を閉じた際に下の歯が上の歯より前に位置する咬合異常のことです。

下顎が前方に出ているため、Eラインが崩れてしまう原因の一つとされています。

受け口は、咬み合わせの問題や舌の位置、顎の成長に関連して発生することが多く、ほとんどの場合は歯科矯正や顎の手術が必要とされます。
こちらも歯科矯正で改善することで、治療後も正しく維持管理（保定）すれば、美しい歯並びとEラインを長く保つことが可能になります。
歯科医師と話し合い、メリット・デメリットをよく理解したうえで歯科矯正を選ぶかどうか考えるようにしましょう。

下顎が小さいタイプ

下顎が小さいタイプは、下顎が上顎に対して後ろに位置している状態です。 下顎が引っ込んでいる場合、咬み合わせが悪くなり、顎関節症のリスクが高まります。

このタイプの方は、外科手術または美容整形で改善することができます。
顎の骨の大きさは、顔全体のバランスに大きな影響を与えます。 歯列矯正では、骨の大きさは変えられませんが、外科手術や美容整形では顎の骨自体の大きさを調整することが可能です。

外科手術の最大のメリットは、他の方法と比べて確実にEラインに変化をもたらすことができることです。また、手術の効果が永続的に続くといったメリットもあります。
ただし、外科手術は非常に高額になりやすいのがネック。入院が必要な場合もが多く、失敗した場合、命にも関わるリスクも考えられます。

鼻が低いタイプ

口元が突出していなくても、鼻が低いとEラインの理想値から唇がはみ出てしまいます。

鼻の尖端が丸い団子鼻の人や、眼鏡やサングラスがずり落ちてしまうような鼻の人は、鼻が低いと言えるでしょう。

鼻の高さが原因の場合は、美容整形で改善することが可能です。鼻の美容整形には、ヒアルロン酸注入やプロテーゼによる高さの調整など、様々な方法があります。施術は局所麻酔下で行われることが多いようです。

美容整形は、手術後すぐに結果が出る場合が多く、即効性があるのがメリット。適切な手術を受ければ、美しい状態をある程度持続することができるのも利点です。
ただし、美容整形も手術にかわりはありません。手術には常にリスクが伴い、感染症や失敗の可能性も考えられます。
また、手術後には「ダウンタイム」といわれる、一定期間の休養が必要になります。

Eライン矯正で抜歯になるかもしれないって本当？

Eライン矯正について調べていると、「抜歯が必要になるのでは？」という疑問が浮かぶこともあるでしょう。
実際、抜歯はしないのが理想ですが、現状の歯並びや顎の状態によっては、抜歯を提案されるケースも存在します。
顎の大きさや歯並びの状態によっては、抜歯が必要な場合もあるでしょう。

具体的には、下記のようなケースが抜歯になる可能性があります。
・歯のガタガタが強い場合
・重度の出っ歯の場合
・口ゴボの場合

上記のケースの場合絶対に抜歯になるというわけではないので、しっかり歯科医と相談することが重要です。

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Eラインを整えるメリット

横顔が美しくなる

横顔の美しさは、実は他人からよく見られている部分です。 日常生活の中で電車やオフィスなど、正面よりも横顔を見る機会が多いと思いませんか？

例えば、気になる異性がいた場合、なかなか正面から見ることは少ないですよね。 そんなときあなたの横顔が美しければ、さらに好印象を与えることができます。 Eラインを整えることで、横顔が美しくなるだけでなく、品性や知性も醸し出せるかもしれません。 横顔の美しさは多くの面で重要な要素となるのです。

小顔効果・たるみが目立ちにくくなる

Eラインが整っていると、顔全体がすっきりと見え、小顔効果が期待できます。 また、顔のラインが美しく流れることで、たるみも目立ちにくくなるかもしれません。

具体的な例として、会議や食事など、正面以外からも多く見られる場面を想像してみてください。自分の横顔に、自信を持てたら良いと思いませんか？

Eラインは整えるメリットは男性にも

Eラインを整えることは、男性にとっても大きなメリットがあるといえます。
男性の横顔の美しさは、女性にとって非常に重要な要素の一つです。 特に、気になる男性がいる場合、なかなか正面から見るのが恥ずかしいと感じる女性が多いため、横顔がより注目されます。

その際にEラインが整っていて横顔が綺麗だと、さらに印象UPにつながります。
さらに、Eラインが整っていると、ファッションの選択肢も広がります。
顔のバランスが整っていると、メガネやサングラスが自然に似合い、顔全体の印象も一新するでしょう。

特に、芸能界やモデル、美容に興味を持つ男性などではEライン矯正を行っているケースがありますが、一般の男性にはまだあまり浸透していません。
厚生労働省の調査の結果では、歯列矯正経験がある男性は全体の6％しかいませんでした⁶⁾。横顔矯正を行うことで、他の男性と差をつけるチャンスが広がります。

歯科矯正なら、Eライン改善以外にもメリットが

口元を気にせず笑える

歯並びに自信がなくて、「相手の目線が気になり会話をしていても口を開けて笑えない」なんてことはありませんか？

笑顔というのは、相手に与える印象としてとても重要です。

笑ってくれる人、くれない人では、抱く印象はかなり変わります。

そのため、歯並びを改善することで笑顔が自然に作れるようになり、人間関係もうまくいくケースも多いです。

ただ、いざ歯科矯正するとなると「矯正しているのがバレると恥ずかしい…」と感じて踏み切れないこともありますよね。

一昔前までは金属のワイヤーが見えてしまうような矯正方法が一般的でした。 しかし、近年では矯正していることがバレにくい矯正方法もあるので、矯正中の見た目を気にする場合はそのような方法をチェックしてみると良いでしょう。

歯を健康に保ちやすい

歯並びが悪い状態のままだと、歯磨きがしづらく虫歯・歯周病のリスクが高くなります。 そのため、Eラインを整えるための歯科矯正ではこのようなリスクも同時に減らすことができるでしょう。

矯正中の歯磨きのしづらさを心配している方もいらっしゃるかもしれません。 確かにワイヤー矯正では歯磨きがしづらくなりますが、マウスピース矯正の場合、ブラケットやワイヤーがないため矯正中の歯磨きも簡単です。

顎への負担が軽減する

悪い歯並びは、噛み合わせのバランスを崩し、特定の歯や顎に過大な負荷をかけることがあります。 噛み合わせが良い状態の場合、咀嚼時にかかる力が均等に分散されます。

これにより、顎の関節に過度のストレスが集中するのを防ぎ、顎の健康を保つことができます。

発音しやすくなる

歯並びが整うことで、舌の動きがスムーズになり、発音がはっきりとします。

舌は発音において非常に重要な役割を果たしますが、歯並びが乱れていると、舌の動きが制限され、発音が不明瞭になってしまうことも。

発音がはっきりとすることで、相手に自分の言いたいことをより正確に伝えられるようになります。

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Eラインを整えるために歯並びを良くするメリットをお伝えしてきましたが、逆に歯並びが悪いのを放置していると悪影響があることをご存知ですか？
詳細は下記の記事で説明しているので、「歯並びが悪いかも？」と感じている方は参考にどうぞ。

自力でもEラインの矯正はできる？

Eライン矯正に興味を持っている方々が多く、自力での矯正方法についても話題となっています。 例として、マッサージやセルフ整体、市販のグッズなどがよく取り上げられます。 しかし、これらの方法は専門家による診断や治療には及ばないだけでなく、リスクも伴います。

間違った方法で行うと逆効果、無理な力を加えると筋肉や骨・歯に取り返しのつかないダメージを与えかねません。 Eライン矯正は専門的な知識と技術が必要ですので、自分で改善しようとすることは絶対におすすめしません。

口元のお悩みなら、スマイルモア矯正

「口ゴボ」「受け口」といった、歯並びのトラブルによって理想的なEラインができないとお悩みの方には、マウスピースを使用した歯科矯正のご検討をおすすめします。

スマイルモアのマウスピース矯正では、透明で目立ちにくいマウスピースを使用。通常のワイヤー矯正よりも矯正装置が目立ちにくいため、矯正治療中でも、口元を気にせず思い切り笑うことができます。

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まとめ

横顔における美しさの指標となるEラインは、鼻先から下アゴの先を結んだ線のことです。横顔は、以外にも他人に見られているため、Eラインを整えることで横顔美人となることができます。

理想的なEラインを手に入れたい人は、まずその原因をチェックし、歯列矯正や美容整形を検討してみましょう。

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