更新日: 2025/03/03
下の歯並びの乱れは、笑顔に自信が持てなくなる原因のひとつです。しかし、矯正には費用や期間がかかるため、治療を迷う方もいるでしょう。下の歯だけを集中して矯正できるインビザラインなら、全体矯正より期間や費用も抑えられるのでおすすめです。
この記事では、下の歯をインビザラインで矯正する場合の費用や症例をはじめ、メリットとデメリットをご紹介。さらに、成功させるための注意点も詳しく解説します。最後まで読めば、自分に合ったインビザラインの選び方が理解でき、最適な方法で理想の歯並びが手に入るでしょう。
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記事の編集・責任者歯科医師齋藤博愛先生
医療法人 誓栄会 千賀デンタルクリニック 副理事長。東京歯科大学 卒業。慶應義塾大学病院歯科・口腔外科研修修了。
日本歯周病学会,日本口腔インプラント学会,日本口腔外科学会所属。
インビザラインとは、透明なマウスピースを使用して歯並びを整える矯正装置です。ワイヤーを使わず、取り外し可能なマウスピースを1日20時間以上装着することで、少しずつ歯を理想の位置に動かします。
治療中は、複数のマウスピースを1~2週間ごとに交換しながら進めていきます。食事や歯磨きの際は取り外せるため、ワイヤー矯正よりも衛生的で快適に使用できる点が魅力です。
また、透明なデザインのため目立ちにくく、矯正しているのが周囲に気付かれにくい点も人気の理由といえます。ただし、装着時間を守る自己管理や紛失・破損に注意することが必要です。
インビザラインは、歯並び全体も整えられますが、気になる部位に限定した矯正も可能です。軽度の歯列の乱れであれば、きれいな歯並びに整えられます。抜歯が不要である軽度の叢生や、すきっ歯、歯のねじれなどが主な対象です。
下の歯だけを矯正する場合、歯を削って隙間を作るIPRや歯の傾きを調整する技術を活用し、必要最小限の歯の移動で理想の仕上がりを目指します。動かす歯の範囲が限られるため、治療期間が短くなる点が魅力です。
また、治療前に3Dデータでプランを作成することで、歯の動きや最終的な位置を確認でき、期間の目安も明確になります。治療に必要なマウスピースの数が少なくなるため、全体矯正と比べて費用も抑えられます。
インビザラインの矯正プランは、理想の歯並びや期間、費用に合った選び方をするのがポイントです。以下で、どんな点に注目してプランを選べばよいか、詳しく解説します。
治療する目的を明確にするのは、インビザラインでの矯正プランを選ぶ際の重要なポイントです。部分矯正で手軽に歯並びを整えたいのか、全体矯正で歯列全体を改善したいのか、歯科医と相談のうえで具体的なゴールを決めましょう。
また、見た目を重視したい、装置を取り外さなければいけないシーンが多い、といったライフスタイルに応じた方法を選ぶことで、下の歯だけの矯正でも満足感は高まるでしょう。
インビザラインで下の歯だけ矯正する場合、比較的短い期間で治療は完了します。しかし、治療後に歯が元の位置に戻らないよう保定治療を行う必要があります。
保定期間は矯正にかかった期間と同じくらいかかるため、矯正と保定を合わせてスケジュールを管理しなければいけません。日常生活やプライベートの予定などへの影響を考慮し、矯正プランを選択しましょう。
インビザラインの治療費は歯並びの状態や治療範囲によって異なりますが、一般的に部分矯正は全体矯正よりも費用を抑えられることが多いでしょう。
また、クリニックによっては分割払いが可能なケースもあるため、支払い方法も相談してみましょう。
インビザラインといってもその種類はさまざまで、特徴や費用も異なります。以下で詳しく解説するので、自分に合ったインビザラインを選ぶ参考にしてください。
インビザライン・エクスプレスは、軽度の歯並びの乱れを整えるために設計されたプランで、部分矯正や前歯の矯正に適しています。治療期間が3〜4か月と短く、手軽に歯並びを改善できる点が特徴です。
インビザライン・エクスプレスの費用は、一般的に30万円〜40万円程度です。歯科医院によって料金が異なるため、事前に詳細の確認が必要です。
インビザライン・エクスプレスのメリットは、治療期間が短く、通常の矯正よりも費用が抑えられる点です。また使用するマウスピースの枚数が少ないため、負担も軽くなります。短期間で手軽に前歯の見た目を整えたい方に最適です。
一方、デメリットは、適応範囲が限られており、前歯の軽度な不正咬合以外には対応できない点です。奥歯の矯正や複雑な噛み合わせの改善には対応していないため、ほかのプランへの変更が必要になります。
インビザライン・ライトは、軽度な歯並びの乱れを対象としたプランで、前歯から奥歯まで全体的な矯正が可能です。最大14枚のマウスピースを使用し、治療期間は約5か月と短い点が特徴です。
インビザライン・ライトの費用は、一般的に30万円〜60万円程度です。全体矯正より費用を抑えられるため、軽度な症例に適した経済的なプランといえます。
インビザライン・ライトのメリットは、前歯から奥歯まで全体的な矯正が可能で、治療期間が短く費用も抑えられる点です。軽度な症例に特化しているため、矯正後の後戻り治療や部分的な改善にも適しています。
ただし、マウスピースが最大14枚までしか使用できないため、歯の移動が大きくなる場合や重度の歯並びの乱れには対応できません。症例によって、ほかの矯正プランを選択しなければいけない場合もあります。
インビザライン・GOは、前歯から第二小臼歯までの軽度〜中程度の歯並びの乱れに対応した矯正プランです。治療期間は6か月〜1年半程度で、使用できるマウスピースは最大20枚です。
インビザライン・GOの費用は、35万円〜50万円程度です。クリニックによって料金が異なるため、事前に確認することをおすすめします。
インビザライン・GOのメリットは、治療が短期間で終わる点です。治療範囲が前歯から第二小臼歯までに限定されており、動かす歯の距離が短いのが理由です。また、チェアータイム(治療時間)が短いので、通院に伴う負担も軽減できる点も魅力です。過去の矯正治療で起こった後戻りを治療する場合も適しています。
ただし、奥歯の矯正や重度の噛み合わせの改善には対応できません。全体的な歯並びや骨格に問題がある場合は、ほかの治療法を検討する必要があります。
インビザラインで下の歯だけを矯正したくても、適応可能な症例でなければ治療できません。以下で、適応可能な症例の条件を2つご紹介します。
インビザラインで下の歯だけ矯正する場合、抜歯をせずに歯を並べるスペースを確保できることが条件です。歯が密集している場合は、歯の表面をわずかに削る処置「IPR」を行い、わずかなスペースを作ります。ただし、IPRで確保できるのは最大で約3mmです。
それ以上のスペースが必要になる重度の八重歯や出っ歯は、全体矯正が必要になる可能性があります。
下の歯だけの矯正では、歯並びを整えることは可能ですが、噛み合わせを改善することは基本的に難しいです。 そのためインビザラインによる下の歯だけの矯正は、噛み合わせに問題がない場合に適応されます。上の歯は動かさずに、下の歯並びのみを整えても噛み合わせが維持できるケースでは、インビザラインの部分矯正が可能です。
一方、例えば噛み合わせが深い「過蓋咬合」や、上下の前歯が噛み合わない「開咬」の場合、歯並びは改善できても噛み合わせ自体を改善することは難しいため難しく、全体矯正が必要になるケースもあります。
インビザラインで矯正治療を受ける際は、専門医に診断してもらい、自分の気になる部分が直せるか確認すると安心です。
インビザラインは矯正器具が周りに気づかれにくい、取り外しできるといったさまざまなメリットがあります。以下で、それぞれ詳しく解説していきます。
インビザラインは透明なマウスピース型の矯正装置なので、特に下の歯だけの場合、装着してもほとんど目立たない点が魅力です。厚さ0.5mm程度の透明なプラスチックで作られており、治療中でも自然な見た目を保てます。
仕事や日常生活で外見を気にせずに矯正を進めたい方に適しています。
インビザラインは自分で着脱が可能です。食事や歯磨きする際も取り外せば、いつもどおりのお手入れができます。ワイヤー矯正のように装置の隙間に食べかすが溜まる心配がなく、虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。
さらに、マウスピース自体も自分でお手入れでき、定期的に新しいものに交換するため、常に清潔な状態を保てるのも魅力です。
下の歯だけをインビザラインで矯正する場合、全体矯正と比べて治療期間や費用を抑えられます。下の歯だけの治療は範囲が小さいため、必要なマウスピースの枚数が少なく、治療期間も3か月〜1年程度と短期間で完了します。治療が短期間で終われば、費用も抑えられるので、インビザラインで部分矯正するのは、経済的といえるでしょう。
インビザラインで気になる部分だけ矯正するうえでデメリットも把握しておくと、治療開始後に後悔する心配も少ないはずです。以下で、インビザラインで下の歯を矯正する際の3つのデメリットを解説します。
インビザラインで下の歯を矯正する際、歯を動かすスペースが足りない場合、IPRと呼ばれる歯を削る処置が必要です。これは、歯の表面を覆うエナメル質のごく一部を削り、0.2mm程度のスペースを作る方法です。
エナメル質を削る量は少なく、知覚過敏の症状が出る可能性は低いとされていますが、健康な歯を削るのに抵抗を感じる方も少なくありません。また、削った部分を正しくケアしないと虫歯のリスクが高まる可能性があるため、処置した後は衛生管理が重要です。IPRに不安がある場合は、あらかじめ歯科医に相談しましょう。
下の歯のみのインビザライン矯正で治療できる症例は限定的です。前述の「インビザラインで下の歯だけ部分矯正できる症例」でも説明したように、「抜歯が不要」で「噛み合わせに問題がない」ケースに適用されます。
一方、重度の歯並びの乱れや複雑な噛み合わせ、骨格に問題がある場合には、下の歯だけのインビザライン矯正だと十分な成果を得られない可能性があります。矯正前に歯科医に歯並びを確認してもらい、下の歯だけのインビザラインで治療できるかを判断してもらうことが大切です。
下の歯だけインビザラインで矯正する場合、治療範囲が限られており、歯列全体のバランスが整わない可能性があります。部分矯正で噛み合わせズレると追加の調整が必要になり、結果として治療期間が延びたり、費用が増えたりするケースもあります。
一方、全体矯正なら歯列全体を計画的に動かせるため、見た目だけでなく噛み合わせの改善もスムーズです。治療の目的を明確にし、歯科医と相談して最適な方法を選びましょう。
インビザラインで理想の歯並びを手に入れるには、装着時間やお手入れ、通院などで注意点があります。下の歯をインビザラインできれいにするためにも、以下の注意点をしっかり理解しておきましょう。
インビザライン治療を成功させるには、マウスピースの装着時間を守る必要があります。1日20~22時間の装着が推奨されており、これを守らないと歯が計画通りに動かず、治療期間が延びる可能性があります。
食事や歯磨きの際は取り外せるため便利ですが、「少しの間だけ」と装着を怠ると、マウスピースが浮いたりフィットしなくなったりするので注意しましょう。治療をスムーズに進めるためには、毎日決められた装着時間を意識し、継続することが大切です。
インビザラインで治療中は、マウスピースは常に清潔にしましょう。専用のクリーナーや柔らかい歯ブラシを使用して、こまめに洗浄することで、細菌の繁殖や汚れの蓄積を防ぎます。
清掃を怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まり、十分な効果を得られない可能性もあります。特に注意するのは、食事が終わったあとです。装着する際は必ず洗浄を行い、しっかり衛生管理してください。
インビザライン治療を成功させるには、定期的な通院が欠かせません。治療の進行状況を確認し、必要に応じて微調整を行うため、歯科医の診察が必要です。初めのうちは1か月に1回、その後は2か月に1回程度の通院が一般的です。指定されたスケジュールを守り、治療を順調に進めましょう。
毎日の歯磨きを丁寧にするのも、インビザラインで下の歯をきれいにするためのポイントです。虫歯や歯周病を予防しないと、矯正を中断してそちらの治療を優先しなければならなくなる場合があります。マウスピースを装着する前後はしっかり歯磨きを行い、口内を清潔に維持することが大切です。
スマイルモア矯正は、短期間で理想の歯並びを目指せる治療です。ワイヤー矯正に比べ、治療期間が短いため、通院に伴う時間的な負担も軽減されます。品質にもこだわっており、世界的メーカーや国産メーカーを採用。さらに、最先端のAIや3Dプリンター技術を活用することで、効率化を図りながら効果の高い治療を提供しています。
目立ちやすい前歯を重点的に整え、軽度・中度の歯並びを改善するスマイルモア矯正は、手軽さに気になる部分だけを整えられる治療法です。部分的な不正咬合を解消し、口元に自信をつけたい方は、お気軽にお問い合わせください。
インビザラインによる下の歯だけの矯正治療は、短期間で費用を抑えながら歯並びを改善したい方に適した方法です。透明なマウスピース型の装置は目立ちにくく、取り外しができるため衛生的にも優れています。
一方で、治療範囲や症例が限定される点、装着時間を守る自己管理が必要である点には注意が必要です。この記事を参考に、治療のメリット・デメリットをしっかり把握し、歯科医と相談しながら最適な矯正プランを選びましょう。