公開日: 2023/07/12
更新日: 2024/09/30
最新の調査によれば、実は20~30代の女性の5人に1人が矯正治療の経験者だというという驚きの結果に!最新の矯正治療の調査データを歯科医師が解説します。他の年代や男性のデータも紹介!あなたの矯正治療選択の一助となること間違いなし。
記事の編集・責任者歯科医師岸秀樹先生
千賀デンタルクリニック アトレヴィ巣鴨医院 院長。日本大学歯学部 卒業。日本口腔外科学会 認定医。
令和5年6月29日に、厚生労働省から「令和4年歯科疾患実態調査」の結果(概要版)1)が発表されました。
歯科疾患実態調査とは、厚生労働省が5年に一度実施する、大規模な歯科に関する調査のことです。虫歯や歯周病などのよくある問題から、歯並びを整える矯正歯科治療まで、いろいろな情報がこの調査で集められました。
この記事では、その中でも特に、矯正歯科治療に焦点を当てて解説します。 何人に1人くらいが矯正歯科治療を受けているのか、年齢や性別によってその数はどう違うのか、一緒に見ていきましょう。
男女別でみると、男性では6.0%が、女性では8.4%が矯正歯科治療を経験していました。
つまり、女性の方が少しだけ矯正治療を受ける傾向があるようです。これは、見た目への意識や健康への関心が影響しているのかもしれません。
年齢とともに矯正治療を受けた人の割合はどう変わるでしょうか? 特に注目すべきは若い世代と30代の男性です。
驚くことに、40歳未満の女性では、約5人に1人が矯正治療を経験しているということが分かりました。今回の調査で最も割合が高かったのは、35~39歳の女性で29.2%が矯正歯科治療の経験者でした。 しかし、40代以降では経験者が少なく、特に50代以上では男女ともに5%未満となっています。
また、30代の男性も約5人に1人が矯正治療を経験しているようです。しかし、その他の年代の男性では、10%程度以下となっています。
これらのデータから、若い世代で矯正治療を受ける人が増えていること、また男性は30代で矯正歯科治療を受ける人が多いことが明らかになりました。
今回の結果から、10~14歳の間に矯正歯科治療を経験している女児が29%と非常に高いことがわかりました。子供の歯並びを気にする保護者が増加している可能性が高そうです。
もしかすると、前歯が乳歯から永久歯に生え変わる7~8歳の頃に、すきっ歯に見える時期(みにくいアヒルの子の時期 参考:すきっ歯の完全ガイド)が影響しているのかもしれません。
子供の矯正歯科治療は大人と異なり、子供の時期にしかできない治療もありますので、まずは歯科医院に相談してみるのが良さそうです。
矯正治療は、美しい笑顔を手に入れるためだけでなく、噛み合わせを整えることで口腔内の健康を維持するためにも重要な治療です。
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