公開日: 2023/07/13
更新日: 2024/09/30
日々のお口のケアをきちんと行っていますか?最新調査では、日本人の半数近くが歯ブラシしか使っていないという衝撃の結果が!本記事では、この実態調査を歯科医師が解説し、あなたのお口のケアが本当に適切であるか見直すきっかけを提供します。
記事の編集・責任者歯科医師岸秀樹先生
千賀デンタルクリニック アトレヴィ巣鴨医院 院長。日本大学歯学部 卒業。日本口腔外科学会 認定医。
「歯科疾患実態調査」は厚生労働省が5年ごとに実施する大規模な調査です。虫歯から矯正治療まで、さまざまな歯科関連情報を集めています。 2023年6月29日にその最新結果1)が発表されました。
今回の調査によると、日本人の半数近く(41%)が歯ブラシを使った歯みがきのみで口腔ケアを行っていることが明らかになりました。特に男性では52%が、女性でも32%が歯ブラシだけのケアにとどまっています。
歯ブラシだけだと、歯の隙間の汚れは取り切れない2)ことをご存じですか? もしかすると、あなたの口臭や歯周病の原因は、お口のケア方法にあるのかもしれません。
歯間ブラシやデンタルフロスを用いて歯間部の清掃を行っている人の割合が、若い世代と男性で低いことが明らかとなりました。特に男性は全年代で女性よりも清掃率が10~20%低いようです。
驚くことに、20歳以下の男性では4人に1人しか歯と歯の間を清掃していないことが判明しました。 逆に最も歯間部の清掃率が高かったのは、男女ともに40~49歳で、男性:49%,女性:66%でした。それでも、まだまだ改善の余地がありそうです。
年を重ねると歯周病と向き合う機会が増え、そこで歯間清掃の大切さに気づく方が多いのかもしれません。だからこそ、早いうちからのケアが大事になります。
舌の汚れは口臭の最大の原因の1つです3)。 舌のお掃除を行っている人の割合は、20〜29歳の男性で30%、女性で34%と、他の年齢と比較して非常に高い結果でした。20代は、3人に1人が舌の清掃をしているということになります。
30代以降になると、どんどん舌を掃除している人の割合が低下しています。 口臭対策は日々の習慣が大切なので、20代の皆さんを見習って、自分の口臭対策を見直してみても良いかもしれません。
歯間部や舌の掃除を怠ってしまうと、歯周病や口臭など意外と厄介な問題を引き起こしてしまいます。
歯周病によって歯並びが悪くなる前に、今一度しっかりと自分の歯と口を見直すことをおすすめします。
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