受け口・しゃくれについて解説!違いはある?治し方は?手術が必要?

公開日: 2023/11/16

更新日: 2024/02/01

受け口アイキャッチ画像 本記事では受け口やしゃくれに悩む人へ向けて、その原因から治療法、手術の必要性まで網羅的に解説します。 美しい笑顔と健康な噛み合わせを目指し、受け口やしゃくれの適切な対処法を見つけましょう。
読み終えた後には、きっと自分の歯並びに対する理解が深まり、歯科医へ相談する一歩を踏み出せるはずです。

受け口・しゃくれの原因とは?なにが違う?

受け口の女の子

受け口(反対咬合/下顎前突かがくぜんとつ

まずは受け口・しゃくれと呼ばれる状態について知っておきましょう。
受け口(反対咬合)とは、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態のこと。

本来であれば、上の前歯は下の前歯よりも少しだけ前に生え、被さっているような状況が理想的です。しかし上の歯が後方に向かって傾斜して生えたり、下の前歯が前方に突出して生えたりした結果、受け口(反対咬合)となってしまいます。

つまり受け口とは、歯の生え方や歯並びの状態を指すのです。 そのため「受け口(反対咬合)の状態ではあっても、外見では下顎が出ているようには見えない」という場合も存在します。

しゃくれ

しゃくれは受け口とは異なり、歯の生え方ではなく、骨格により下顎が出ているような横顔に見える俗語です。

しゃくれになる原因は主に2つあります。 1つは上顎の成長不足により、下顎が突出しているように見える例。もう1つは、通常より下顎の骨が長いことで、下顎が出て見える状態です。

このように歯が原因であれば受け口(反対咬合)下アゴが前に出ているような横顔(顔つき)であればしゃくれというように、この2つは厳密には別物です。
どちらに該当するかによって、治療方法も異なってきます。

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受け口・しゃくれには遺伝が関係ある?

相談する親子 受け口やしゃくれが遺伝によって起こる可能性はあるのでしょうか?

前述した通り、受け口は歯並びが原因であり、歯の生え方や歯の大きさには、遺伝が影響します。
そのため、受け口は遺伝によって起こりうるといえるでしょう。

また、しゃくれは骨格の問題ですが、これも遺伝的な要因が大きく影響します。 家族の中にしゃくれの人がいる場合、しゃくれの特徴が現れる可能性が高まるかもしれません。

しかし受け口の場合でも、しゃくれの場合でも、遺伝だけが全てではありません。 骨格の成長度合いや口腔環境、生活習慣も影響を及ぼすことがあります。

そのため、早めに歯科医師に相談し、適切な対処・指導がすることが大切です。

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受け口・しゃくれの影響は?リスクはある?

痛そうに歯みがきする男性 受け口やしゃくれは、見た目の問題だけでなく、様々な影響やリスクを伴います。

①噛み合わせの不具合

本来理想的なのは、上の前歯が下の前歯よりも少しだけ前に生え、被さっているような状態です。
しかし受け口(反対咬合)やしゃくれになっていると、下の歯が前に出ていて、噛み合わせに不具合が生じます。 これにより食物がうまく噛み砕けなかったり、うまく発音できなかったりと、日常生活に支障をきたすかもしれません。

②顎関節症のリスク

受け口(反対咬合)やしゃくれにより、顎の位置が不自然になることで、顎関節症のリスクが高まります。

③見た目のコンプレックス

受け口(反対咬合)やしゃくれは見た目に影響を及ぼすことがあり、その場合、コンプレックスの原因にもなり得ます。

これらの影響を考慮すると、受け口やしゃくれには早い段階での適切な治療が重要です。

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受け口の治療法は?大人と子供で異なる?

受け口の治療法 ここからは、受け口(反対咬合)やしゃくれの治療方法について解説します。

なかでも受け口は、歯の生え方によるものなので、歯並びが固まった大人になってからと、まだ成長過程の子供とでは治療法が異なります。

①ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は歯並びを整えるための一般的な方法であり、幅広い症例に対応可能です。

費用や治療期間は、患者さんの状態によって大きく異なります。症状によりますが、費用は70~150万、治療期間は1~3年程度です。

月に1回程度の定期的な調整が必要で、その都度歯科医院を訪れなければいけないため、通いやすいクリニックを選びましょう。

②マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明な取り外し可能なマウスピースを使用する矯正方法です。

目立ちにくく、取り外しできるため食事や会話に影響が少ない点がメリットです。
前歯のみの簡単な矯正では、費用は20~40万、治療期間は3か月~1年程度、奥歯を含む全体矯正では費用が60~100万、治療期間が1~3年が一般的です。

また1日20時間以上のマウスピース装着が必要なので、自己管理が重要な点にも注意が必要です。

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③子供用機能的マウスピース

子供用の機能的マウスピースは、主に寝ている間に装着し、顎の骨の適切な成長を促すことで、上の前歯が下の前歯よりも前に生えてくるよう誘導する治療法です。

メリットとしては歯を傷つけない点、そして使用時間が短い(日中1時間+睡眠時の使用)点が挙げられます。

装置を忘れず毎晩適切に使用することが必要な一方で、子供はマウスピースを嫌がることが多いので、親のサポートが非常に重要となります。

④固定式の骨格誘導装置

子供の骨格の成長そのものに問題がある場合、上顎の成長不足下顎の過成長に対応する固定式の骨格誘導装置が使用されることがあります。

プロトラクターと呼ばれる装置では、口腔内に装置をはめるのと同時に、それとゴムで繋がるフェイスマスクのようなものを組み合わせて、上あごを前方に引っ張ります
チンキャップは、下あごに対して後方に向かう力を加え、成長を抑制する装置です。
上顎の広さが足りない場合は、急速拡大装置を使用します。上顎の骨を横に広げ、スペースを確保可能です。

このように、成長期特有の方法で、受け口やしゃくれに対処する場合もありまので、まずは歯科医に相談してみましょう。

受け口・しゃくれで手術をするケース

手術中の画像

しゃくれは手術が必要なことも

横顔や顔の輪郭が気になっている人のなかには、手術を検討している人もいるのではないでしょうか。

しゃくれで骨格そのものに問題がある場合、外科手術が適切な選択肢となることがあります。下顎の骨切り手術を行うことで、顎の位置を修正し、しゃくれの見た目と機能どちらも改善することが可能です。

外科手術を行うメリットは、根本的な原因にアプローチできるため見た目に対する効果が非常に大きく、顔の印象も変えることができる点です。

しかし当然ながら手術には命のリスクが伴い、費用も高額になることがあります。 数週間の入院が必要なこともあり、回復期間(ダウンタイム)についても、考慮する必要があるでしょう。

歯列矯正と外科手術の組み合わせ

受け口やしゃくれの状態に応じて、矯正治療と手術を組み合わせることがあります。

歯列矯正と外科手術を組み合わせる場合、症例によっては保険適用となる可能性もあります。 しかしデメリットとして治療期間が長くなることが挙げられます。 術前矯正を経てから外科手術、そして再び術後矯正と、通常の歯列矯正よりも長期間になることが一般的です。

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受け口・しゃくれについて悩んだら歯科医へ相談しよう

クリニックに相談 受け口やしゃくれに関する悩みは、早いうちから専門の歯科医に相談することが重要です。

本記事で得た知識をもとに、自分の歯並びや骨格の状態を理解し、自分に合った治療法を見つけましょう。自分に合った治療法を見つけるためには、いくつかのクリニックでカウンセリングを行い、歯科医の意見を複数聞くことも有効かもしれません。

いずれにせよ最終的には、自分自身が納得できる治療を選択することが大切です。 美しい歯並びと健康な噛み合わせのために、第一歩を踏み出してみましょう。

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    歯科医師が、治療後にどんな歯並びになるかや費用の詳細を説明します。気になることがあれば何でも質問できます。

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    スマイルモア矯正を始める場合は、お申込用紙にご記入いただきます。一旦、お家に持ち帰って検討してももちろんOKです。

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