公開日: 2024/03/21
更新日: 2024/09/30
ホワイトニングに興味を持つ人へ、ホワイトニングの種類別に費用をご説明します。
輝くような白い歯は自信につながり、人との接し方にも良い影響を与えます。
この記事では、ホワイトニングに必要な費用という点から、自分に合ったホワイトニング方法を見つけるお手伝いをしますので、ぜひご覧ください。
記事の編集・責任者歯科医師齋藤博愛先生
医療法人 誓栄会 千賀デンタルクリニック 副理事長。東京歯科大学 卒業。慶應義塾大学病院歯科・口腔外科研修修了。
日本歯周病学会,日本口腔インプラント学会,日本口腔外科学会所属。
ホワイトニングはオフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、セルフホワイトニング、デュアルホワイトニングがあります。
それぞれの費用はオフィスホワイトニングが10,000~70,000円、ホームホワイトニングが8,000~40,000円、セルフホワイトニングが2,000~5,000円、デュアルホワイトニングが50,000~80,000円です。
ホワイトニングの方法ごとの詳細と、メリット・デメリットについて見ていきましょう。
ホームホワイトニングは、自分の家でできる歯のホワイトニング方法です。
歯科医院で作ってもらった専用のマウスピースを使い、指示された薬剤を使って歯を白くしていきます。
ホームホワイトニングは医療行為のため、市販の安いマウスピースは使用できず、歯科医院で作成したマウスピースを使用しなければなりません。
スマイルモア矯正では、歯科医院(医療法人を含む)15サイトのホームホワイトニング費用を調査しました。
その結果、マウスピースの製作費用(上下)が¥6,600~¥39,600で平均¥26,757、ホワイトニング薬剤は1本¥1,500~¥5,500で平均¥3,372でした。全体で約8,000円から40,000円の初期費用が想定されます。
初期費用はかかりますが、効果が長く続くため長期的に見れば費用を抑えられる点が魅力です。
ホームホワイトニングは、自分のペースでじっくり歯を白くしたい人や、自宅で手軽に美白ケアをしたい人に最適です。
またホームホワイトニングは、矯正に使用するマウスピースでも可能な処置です。
スマイルモア矯正では、歯列矯正の費用にホワイトニングジェルの費用が含まれていますので、矯正治療もホワイトニングも検討中の方に非常におすすめです。
歯医者さんで専用のマウスピースを作り、処方された薬剤を使うことにより、2週間ほどで変化を感じ始め、ホワイトニングの効果は1〜2年続きます。
重要なのは、毎日コツコツと続ける意欲があるかどうかです。
短期間での劇的な変化を求めるよりも、長く続けることにより効果を実感したい方に向いています。
使用する薬剤はオフィスホワイトニングに比べ、痛みが出にくい濃度のため、すぐに効果が出るわけではなく、根気よく続ける必要があります。
また、ホワイトニング期間中は色が付きやすい食べ物や飲み物を控える必要があるため、生活習慣の見直しが求められます。
ホームホワイトニングは始めやすい反面、自分でしっかり管理して継続することが求められるため、途中で投げ出してしまうことがないようにしましょう。
ホームホワイトニングを選ぶなら、長期間にわたって自己管理を続けることができるか、自分の生活スタイルに合っているかをよく考えてから始めることが大事です。
また、市販の簡易マウスピースを使うのではなく、歯科医院で作成したマウスピースを使うことにより、より効果的かつ安全にホワイトニングを進められます。
オフィスホワイトニングは、歯科医院で受けるホワイトニングです。
歯科医師や歯科衛生士が専用の薬剤を使い、場合によっては光やレーザーで薬剤の作用を強化しながら施術を行います。
オフィスホワイトニングの費用は、1回あたり10,000~70,000円と幅があり、使用する薬剤や機器の種類、施術内容によって変わります。
費用には、施術前のカウンセリングや人件費も含まれており、歯や口の状態によっては施術を受けられない場合もあります。
事前のカウンセリングでしっかりチェックされるため、安心して施術を受けられます。
ただし、過酸化水素という薬剤を高濃度で使用する場合、歯への刺激や痛み、食事制限が必要になることに注意が必要です。
医院選びでは、価格だけでなく、提供されるサービスや施術後のフォローも考慮して選ぶことが大切です。
オフィスホワイトニングは、すぐに歯を白くしたい人にピッタリです。
一回の施術で目に見える効果が得られ、特別なイベントの前に選ぶ人も多いです。
歯科医師や歯科衛生士が行う専門的な施術は安全で、個々の歯の状態に合わせて行えます。
また、歯のクリーニングや汚れを防ぐコーティングなどの追加サービスを選べば、より美しい仕上がりが期待できます。
オフィスホワイトニングを考えている方は、いくつか気をつけるべき点があります。
使用する薬剤が歯や歯茎に刺激を与える可能性があるため、特に歯が敏感な人は注意が必要です。
また、施術後はしばらくの間、色の濃い食べ物や飲み物を避けなければいけません。
費用についても、クリニックや使用される薬剤、機材によって異なるため、全体の費用をあらかじめ確認しておくことが大切です。
人工の歯や被せものがある場合は、ホワイトニングの効果を得られない可能性があるため、どのような結果が期待できるのか、施術前にしっかりと説明を受けることをおすすめします。
歯科医院ではなくサロンにて自分で行う歯のホワイトニングで、1回の施術は、だいたい2,000~5,000円ほどです。
セルフホワイトニングは医療行為ではないため、サロンには医師や衛生士がおらず、施術方法はスタッフが説明しますが、全ての作業は自分自身で行います。
また、過酸化水素のような漂白作用のある薬剤は使わず、酸化チタンや重曹などで歯の表面の汚れを取り除くことを目的としているため、比較的手ごろな価格です。
セルフホワイトニングは、コストを抑えて歯の色を取り戻したいと考えている若い人たちに特に人気です。
歯科クリニックではなく、サロンで自分自身で行う手軽さが魅力的です。
漂白剤を使わずに、歯の表面の汚れを取り除いて歯本来の白さを目指す方法のため、痛みや施術後の制限がほとんどありません。
初めてホワイトニングを体験する方や、気軽に歯のケアをしたい人、忙しくても自分のペースで施術を進めたい人におすすめです。
施術を行うサロンには歯科医師や歯科衛生士がおらず、強い漂白成分は使用しないため、即効性や元の歯以上の白さは期待できません。
また、サロンによっては誤解を招きやすい表現を使っていることもあるため、施術内容や使う薬剤について事前にしっかり確認することが大切です。
セルフホワイトニングは、歯を漂白するのではなく、表面の汚れを落とすクリーニングであること、医療行為ではないことをしっかり理解した上で利用しましょう。
デュアルホワイトニングは、歯科医院での即効性のあるオフィスホワイトニングと、自宅で続けるホームホワイトニングを組み合わせた早くて長持ちするホワイトニング方法です。
デュアルホワイトニングの費用は、歯医者での施術と自宅でのマウスピースを合わせて約50,000~80,000円ほどです。
その後も、ホームホワイトニングの薬剤を定期的に購入する必要があり、それには追加で費用がかかります。
オフィスとホーム両方の費用がかかるため、他の方法と比べると、高額になりがちです。
デュアルホワイトニングは、早く歯を白くしたい人や、歯の白さを長く保ちたい人におすすめです。
歯医者さんでのオフィスホワイトニングと、家で続けるホームホワイトニングを組み合わせることにより、すぐに効果が見えて、長持ちします。
特に、大事なイベントや会議が近くにある方、時間をかけてでも白い歯を維持したい方にぴったりです。 予算に余裕があって、最良の結果を求める方にはこの方法がおすすめです。
デュアルホワイトニングを選択する場合、高額になることに注意が必要です。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの費用を合わせると、だいたい50,000~80,000円くらいかかります。
ただし、施術を行うクリニックによっては、セットでの割引を提供しているところもあるため、始める前にしっかりと相談しましょう。
また、デュアルホワイトニングは素晴らしい結果が得られますが、ホームホワイトニング同様に自宅でのケアが続くため、継続的な取り組みが求められます。
ホワイトニングの価格は施術方法によって大きく異なります。
最も効果が期待できるデュアルホワイトニングは、オフィスとホームのホワイトニングを組み合わせることにより、即効性と持続性を実現しますが、その分価格も高額です。
また、オフィスホワイトニングでも使用する薬剤やライトの種類によって費用が異なります。
ホームホワイトニングで使用するホワイトニングジェルは、クリニックや歯の色によって薬剤の濃度が異なります。使用する薬剤の濃度によっても費用が変わります。
ここからは、ホワイトニングの方法を選ぶ際の注意点について解説します。
ホワイトニングを選ぶときは、値段だけでなく使いやすさや効果、自分の求めるものが合っているかも大切です。
オフィスホワイトニングはすぐに効果が出ますが、費用が高く、歯に痛みが出やすいのが難点です。
一方、セルフホワイトニングは安く始められますが、もともとの歯が黄色い人には効果が感じられないかもしれません。
そこでおすすめなのが、ホームホワイトニングです。 歯科医院で薬をもらって家でじっくり行う方法で、コストも抑えられ効果も実感しやすいため、特に、急がずに歯を白くしたい人にピッタリです。
スマイルモア矯正では、歯列矯正の費用にホワイトニングジェルの費用が含まれていますので、矯正治療のマウスピースを利用して、歯も白くすることができます。
ホワイトニングを選ぶ時は、初期費用だけでなく、その後のメンテナンスにかかる費用もしっかり考えましょう。
最初は安くても、維持のために頻繁にメンテナンスが必要だと、結局のところトータルの費用は高くなりがちです。
例えばオフィスホワイトニングでは、歯の色の維持のため定期的に施術を受ける必要があります。
また、ホームホワイトニングでは、歯の色の維持のためにジェルを定期的に購入する必要があります。
そのため、ホワイトニングを選ぶか決めるときは、長期的にかかる費用も考えて、自分の生活や予算に合った方法を選ぶことが大事です。
メンテナンスがしやすく、コスパのいい方法を選んで、賢く白い歯を維持しましょう。
ホワイトニングには残念ながら保険が適用されません。
ホワイトニングは歯の見た目を良くするための処置であり、歯の機能を回復させる治療ではないためです。
保険適用外の自費診療のため、ホワイトニングの料金はクリニックごとに異なり、使用されるホワイトニングシステムによっても変わってきます。
ホワイトニングの効果が効かないテトラサイクリン歯や失活歯(神経がない歯)には、ウォーキングブリーチやラミネートベニヤがおすすめです。
これから、ホワイトニング以外に歯を白くする手段とそれらのコストと効果についてご説明します。
ホワイトコート(歯マニキュア)は、歯の表面に白い塗料を塗って一時的に白く見せる方法です。
特に、「すぐにでも歯を白く見せたい」と考えている人にぴったりです。
ホワイトニングが歯そのものの色を変えるのに対し、ホワイトコートは見た目だけを変えるため、塗料が取れると元の色に戻ります。
ネットショップでも購入でき、価格はホワイトニングと比べて安く、始めやすいのが特徴です。
ラミネートベニアは、歯の表面をわずかに削るか、ほぼ削らずにセラミックの薄い板を貼り付けて、見た目や歯の色を改善する治療です。
歯の色や形、わずかな歯並びの問題などを自然に美しく見せられるでしょう。 ラミネートベニアは付け爪のようなものですが、より強固に歯に固定され、自然な見た目を目指します。
ホワイトニングとの大きな違いは、ホワイトニングが歯そのものの色を明るくするのに対し、ラミネートベニアは歯を物理的に覆うことで見た目を変える点です。
これにより、色や形の変更が永続的に可能で、色の劣化がないというメリットがあります。
治療は保険適用外で、一般的には1本あたり10万~15万円程度です。
ただし、付け爪のように張り付けているだけなので、外れてしまったり壊れたりすることがあります。また、咬み合わせによっては治療できない場合もあります。
セラミック治療は、欠けたり亀裂の入った歯をセラミック素材で修復する方法で、美しさ、耐久性が良い点が魅力です。
ホワイトニングが歯の色を一時的に明るくするのに対して、セラミック治療は歯の形や機能を長期にわたって維持します。
治療は保険適用外で、一般的には1本あたり10万~15万円程度ですが、ラミネートベニヤに比べて壊れにくく、再治療のリスクは少ないです。
しかし、大きく歯を削る必要があるため、神経が生きている歯の場合、歯にダメージを与えてしまう可能性があります。
ウォーキングブリーチは、特に神経のない歯の変色を効果的に改善する歯科治療法です。
漂白剤を歯の内部に注入し、数日から数週間かけて徐々に歯を白くしていきます。
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングでは効果が得られにくい神経のない歯に対して、ウォーキングブリーチは非常に有効です。
費用は歯科医院や地域によって異なるものの、一般的には1歯あたり30,000円~50,000円程度で、保険は適用されません。
ホワイトニングには様々な方法があり、それぞれ費用が異なります。
歯の色や歯並びが気になる方は、歯列矯正の費用にホワイトニングジェルの費用が含まれているスマイルモア矯正で、まずは無料相談してみてください。
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