
Perception of Need for Further Refinement in a Clear Aligner Treatment among Orthodontists, Dentists and Laypeople: A Retrospective Study.
本研究は、マウスピース型矯正装置による治療における追加治療(リファインメント)の必要性について、矯正歯科医、一般歯科医、一般人の認識の違いを明らかにすることを目的として実施された。37名の矯正歯科医、67名の一般歯科医、93名の一般人を対象に、最初のアライナーセット終了時の9症例の口腔内写真を評価するオンラインアンケートを行った。その結果、治療結果に対する認識は矯正医と一般歯科医で類似していたが(p=0.363)、一般人とは有意差があった(p≦0.0001)。矯正医は一般歯科医よりも追加治療の必要性に対して批判的であった(p≦0.001)。一般人は咬合よりも審美性を重視し、満足度が高い傾向が示された。
矯正歯科医37名、一般歯科医67名、そして一般の方93名を対象とした横断研究です。マウスピース矯正治療において、最初のアライナーセット(一連のマウスピース)が終了した時点での9つの症例写真を提示し、それぞれの立場から治療結果の評価や追加治療(リファインメント)の必要性をどう感じるかを比較・検証しました。
治療前と最初のアライナーセット終了後の口腔内写真を用いたオンラインアンケートを実施し、デジタルシミュレーションによる予測結果を対照として使用しました。
視覚的アナログスケール(VAS)を用いて、治療結果に対する自己認識(満足度)や、さらなる追加治療が必要だと思うかどうかを評価しました。
患者様(一般の方)は、歯科医師が気にするような細かい噛み合わせの不備よりも、前歯の見た目が改善されていることで高い満足度を得る傾向があります。一方で、矯正専門医は追加治療の必要性を最も厳しく判断する傾向にあります。臨床では、専門家としての理想的なゴールを追求するだけでなく、患者様の満足度や希望(もう終わりたいか、もっときれいにしたいか)を丁寧にヒアリングし、リファインメントを行うかどうかを共有決定することが重要です。