
Does mandibular advancement with clear aligners have the same skeletal and dentoalveolar effects as traditional functional appliances?
本研究は、骨格性II級不正咬合を有する成長期の小児を対象に、マウスピース型矯正装置による下顎前方誘導(MA)と従来の機能的矯正装置(Vanbeek、Herbst、Twin-Block)の治療効果を比較検討することを目的として実施された。治療前後のセファロ分析を行った結果、すべての装置で下顎の成長促進とII級関係の改善が認められた。特にMAは、従来の装置と比較して同等の骨格的効果を示しつつ、下顎切歯の唇側傾斜を有意に抑制できることが明らかとなった。これにより、MAは審美性と歯槽性の制御において有効な選択肢であると示唆される。
骨格性II級不正咬合(下顎が小さい受け口ではないタイプ)を持つ成長期の子供たちを対象にした、後ろ向きの比較研究です。合計105名の患者さんを、インビザラインのマンディビュラー・アドバンスメント(MA)を使用したグループ(28名)と、従来の機能的装置であるVanbeek(25名)、Herbst(24名)、Twin-Block(28名)を使用した3つのグループの計4群に分けて比較しました。平均年齢は約11〜12歳の成長期にある子供たちです。それぞれの装置が顎の骨の成長や歯の移動にどのような違いをもたらすかを検証しました。
マウスピース型矯正装置(MA機能付き)と、従来からあるVanbeekアクチバトール、Herbst装置、Twin-Block装置を使用しました。治療前後の頭部X線規格写真(セファロ)を重ね合わせて分析を行いました。
主にSNA、SNB、ANBなどの骨格的な変化量と、上下顎切歯の傾斜角度(U1-SN, L1-MP)などの歯の移動量を測定しました。
インビザラインのMA機能は、従来の機能的矯正装置と同等の下顎成長促進効果が期待できます。特に、下顎前歯をあまり外側に倒したくない(唇側傾斜させたくない)症例においては、Twin-Blockなどよりも有利な選択肢となります。患者さんの協力が得られるのであれば、審美性を保ちながら効果的なII級治療が可能です。