
こだわりを持って治療に取り組むドクターを特集するスマイルドクター。今回は、「まりん歯科・小児歯科医院」の院長 中村 礼太郎先生にお話を伺いました。北九州の地で25年。「どこまでもやり切る」という熱い想いを胸に、患者さんが心から満足するゴールまで徹底的に伴走し続ける中村先生。その一切妥協のない治療へのこだわりに迫ります。
中村先生が歯科医師を目指されたきっかけを教えていただけますか?
中村先生:
私の場合は父が歯科医師で、その影響です。ただ、厳格な父で、「自分の言うことが全て」というタイプでした。私は長男として生まれた時から「後継ぎ」と決められていたことへの反発心もあって、正直に言うと、当初は「絶対になるものか」とさえ思っていました。
そこからどのような経緯で歯科医師になったのでしょうか?
中村先生:
大学進学の際にも父と揉めたのですが、最終的には歯学部に進学しました。卒業後、実家の歯科医院に戻ったのですが、今度は治療方針で父と対立してしまって。結局、父から「そんなに言うなら一人でやってみろ」と送り出される形で、この北九州の地で開業することになったんです。
そうだったのですね。
中村先生:
それから早くも25年が経ちました。あんなに反発していたのに今では、日曜もカルテを見たりするくらい歯科医師という仕事に熱中しています。
不思議なもので、私の子どもたちも自ら歯科医師の道を選んでくれました。
普段はどのような患者さんが来院されるのでしょうか?
中村先生:
基本的に幅広い年齢の患者さんがいらっしゃいますが、時間帯によって層が分かれている印象です。午前中はご高齢の患者さん、お昼は子供たち。そして夕方は仕事帰りの大人の方々、といった具合です。
治療を行う上で、特にこだわっている点はありますか?
中村先生:
1人1人の患者さんに全力で向き合うことです。実は開業当初は、1日10人程度の患者さんしかいらっしゃらなかったんです。そこで、来院してくださる患者さん1人1人と丁寧に向き合うことを心がけるようになり、それから半年後には1日30人ほどの患者さんがいらしてくださるまでに成長できました。治療が決まった後も、納得できる仕上がりになるまで伴走することを心がけています。
特に印象的な患者さんはいらっしゃいますか?
中村先生:
スマイルモア矯正経由で来られた40代の男性は印象的でした。その患者さんは来院当初はとても気難しく厳しい表情をされていました。ですが、私はいつも通り15分、20分と一生懸命説明したんです。すると、いきなりその方が笑顔になって、「先生を信用するから、やってみたい」と。
すごい変化ですね!
中村先生:
私も本当に驚きました。その後もそのまま治療を開始することになりまして。
この出会いで、自分ができる限りのことを全力でやることの大切さを、改めて教えていただきました。
矯正治療の中でも、マウスピース矯正を選ばれたのはなぜですか?
中村先生:
やはり患者さんの快適性を考えてですね。ワイヤー矯正は、どうしても「痛み」や「見た目」がネックになります。患者さんのニーズに寄り添うと、自然とマウスピース矯正という選択肢になりました。
スマイルモア矯正を導入してみて、いかがですか?
中村先生:
当初はどのような患者さんがいらっしゃるか分からなかったのですが、実際に導入してみると、矯正と真剣に向き合い、情報収集を徹底されている方が多いですね。
歯科医師として、そういった患者さんに満足していただけることは非常に嬉しく、やりがいがあります。
最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
中村先生:
私は紆余曲折ありましたが、今ではこの仕事が大好きで、患者さんのニーズに応えることを自分の使命としています。これまで様々な患者さんを治療してきた経験を活かして、1人1人の患者さんに全力で向き合います。
どんな小さなお悩みでも、お気軽にご相談にいらしてください。
「どんな人にも全力で説明する」という中村先生の真摯な姿勢と、「経験を重ねて仕事が大好きになった」というお話に、25年という歳月をかけて積み上げられた患者さんとの深い信頼関係を感じました。 特に印象的だったのは、厳しい表情の患者さんが笑顔に変わったエピソードです。それは、先生が常日頃から患者さんと真剣に向き合ってきたからこそ起きた賜物なのだと思います。
矯正治療に興味があるけど、なんとなく相談しづらい。そんな方こそ、一度中村先生の元を訪れてみてはいかがでしょうか。