
こだわりを持って治療に取り組むドクターを特集するスマイルドクター。今回は、「小野歯科医院」の院長 小野 智之先生にお話を伺いました。歯科医師だったお父様の背中を追い、ご自身も30年以上にわたり歯科医療の最前線に立ち続けています。「できるだけ削らない、抜かない治療を目指す」という信念の裏にある、患者さんへの熱い想いに迫ります。
小野先生が歯科医師を目指されたきっかけを教えていただけますか?
小野先生:
はい。私の場合は父が歯科医師でして、幼少期から「父のような立派な歯科医師になりたい」というのが夢でした。歯科医師として30年以上の歳月が流れましたが、その想いは今も変わることなく、むしろより強くなっています。
長い間治療に従事される中で、大切にされている診療方針はありますか?
小野先生:
「歯は神様が与えてくださった大切なもの」という考えを、忘れないようにしています。今は優れた人工歯もありますが、機能面も見た目も、やはり天然歯に勝るものはないと考えています。患者さんと人生を共にしてきた歯を一本でも多く残すことが、私の使命だと考えています。
そのために、取り組まれていることはありますか?
小野先生:
「できるだけ削らない、抜かない治療を目指す」ことを基本方針としています。治療が難しい場合やむし歯がある場合でも、まずは抜かずに治療できる方法がないかを第一に考えるようにしています。これは、なるべく抜歯をしないことで患者さんにとって治療の負担を軽減するだけでなく、患者さんのその後の人生をより豊かにする意味があると信じています。
普段はどういった矯正患者さんが来院されるのでしょうか?
小野先生:
長年歯並びで悩まれていたという方が多いですね。「比較的安い値段で、気軽に始められる」などの理由で相談にきてくださっています。
これまでで、特に印象に残っている患者さんはいらっしゃいますか?
小野先生:
他の医院で矯正相談をされて、「これは難しくて出来ない」と断られてしまった患者さんは印象的でした。当院で治療を引き受け最終的に綺麗に治すことができ、とても感謝していただけた時は本当に嬉しかったですね。

矯正治療をする上でのこだわりはありますか?
小野先生:
何よりも、患者さんに満足していただくことを目指しています。
実は矯正治療では、患者さんがゴールだと思う場所と、プロとして私が考える理想のゴールが異なる場合があるんです。患者さんが納得いく選択肢に辿り着けるように、専門的な見解も、できる限り分かりやすくお伝えし、その方にとって最適な形を一緒に見つけていくよう心がけています。
患者さんの理想に寄り添いつつ、より良い治療法を提案されるとのことですね。具体的に聞かせていただけますか?
小野先生:
例えば、患者さんは「前歯が揃えばOK」と思っていても、歯科医師の目線から見ると「もう少しここを動かせば、噛み合わせも見た目ももっと良くなる」というケースがあります。そういう場合は、私から「こういう選択肢もありますよ」と、見た目と機能面の両方からできるだけ多くの情報をお伝えします。その上で、患者さんの希望を叶えられるように全力でサポートする。その一心ですね。
スマイルモア矯正を導入されたのも、そうした想いからでしょうか?
小野先生:
はい。マウスピース矯正は気づかれにくく、患者さんのライフスタイルに合わせながら治療ができます。スマイルモア矯正を通じて、長年歯並びで悩んでこられた方々に、より安価で気軽に治療を始めていただきたいという想いがあります。
小野先生のオフの日の過ごし方も教えてください。
小野先生:
趣味は旅行です。ドライブで遠くに行くこともありますが、交通機関を利用してその土地を訪れ、まったりと過ごすのが心地良いですね。あとは、妻と二人でウォーキングをすることも好きです。
最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
小野先生:
「1人でも多くの方に理想の歯並びを実現していただきたい」という想いで、30年以上にわたって研鑽を積んでまいりました。
どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。患者様の「人生が変わりました」という笑顔が、私の原動力です。
「患者さんがOKでも、プロとして気づいた点はしっかりとお伝えし、最終的な満足度を追求する」という小野先生の言葉に、30年以上の経験に裏打ちされたプロフェッショナルの信念を感じました。 しかしそれは、「父のような立派な歯科医師に」という幼い頃からの温かい想いと、「美しくなってほしい」という深い愛情から来るものだと、お話の端々から伝わってきました。 矯正治療に興味があるけど、なかなか踏み出せない。そんな方こそ、一度小野先生の元を訪れてみてはいかがでしょうか。