
[Guidelines for clear aligner orthodontic treatment (2021)].
本ガイドラインは、過去5年間のマウスピース型矯正装置に関する文献および専門家グループの臨床的合意に基づき策定されたものである。本研究は、マウスピース矯正を行う矯正歯科医に対し、標準的な指針と参照基準を提供することを目的として実施された。内容は「概要」「診断と設計」「一般的な治療戦略」の3部構成となっており、施術者の要件、リスク、適応症、データ収集、設計プロセスについて詳述している。また、臼歯部遠心移動やIPR、段階的な歯の移動といった具体的な治療法も整理されている。本ガイドラインは、臨床医が安全かつ効果的にマウスピース矯正を行うための重要な指針となる。
本論文は、過去5年間の専門書や文献、および「クリアアライナー技術執筆プロジェクト専門家グループ」の全メンバーによる臨床的合意に基づいたガイドライン(指針)です。特定の患者数を対象とした臨床試験ではなく、これからマウスピース矯正を行おうとする矯正歯科医に対し、治療の基準を提供することを目的としています。施術者に求められる要件、リスク管理、適応症の判断、そして具体的な治療計画の立案方法などを包括的にまとめています。
特定のメーカーには限定せず、一般的なマウスピース型矯正装置(クリアアライナー)を用いた治療全般を対象とし、その診断・設計・治療戦略を体系化しています。
定量的な測定項目はありません。その代わりに、治療の「概要」「診断と設計」「一般的な治療戦略」の3つのパートについて、臨床的に推奨される手順や考慮すべき事項を定めています。
マウスピース矯正は手軽に導入できる反面、適切な適応症の判断とリスク管理が不可欠です。特に臼歯部遠心移動やIPRを行う際は、本ガイドラインで示された標準的な手順や設計プロセスを参照することで、予期せぬトラブルを未然に防ぐことができます。自身の臨床スキルと照らし合わせ、無理のない症例選択を行うための基準として活用してください。