更新日: 2025/03/17
歯並びや噛み合わせの問題は、見た目だけでなく、発音や食事など日常生活にも影響を及ぼします。特に、前歯が前方に突出している「出っ歯」は、多くの方が悩む歯列不正の一つです。
近年、矯正装置が目立たない「裏側矯正(リンガル矯正や舌側矯正とも呼ばれる)」 」が注目されており、出っ歯の改善にも適用されています。本記事では、裏側矯正の概要やメリット・デメリット、出っ歯への適応性、治療期間や費用について詳しく解説します。
※この記事にはPR情報が含まれます。 ※記事記載の施術の効果効能などには個人差があり保証するものではありません。 ※最新情報は各医院公式サイトにてご確認ください。
記事の編集・責任者歯科医師齋藤博愛先生
医療法人 誓栄会 千賀デンタルクリニック 副理事長。東京歯科大学 卒業。慶應義塾大学病院歯科・口腔外科研修修了。
日本歯周病学会,日本口腔インプラント学会,日本口腔外科学会所属。
裏側矯正とは、歯の裏側に装置を取り付けることで、目立たずに歯並びを整える矯正方法です。表側矯正とは異なり、周囲の人に気付かれることなく治療を進められるのが大きな特徴です。
この方法は、ワイヤー矯正の一種であり、ブラケットとワイヤーを使用して歯を徐々に動かしていきます。表側矯正と比べると、審美性に優れているだけでなく、舌の位置を改善しやすく、口元のバランスを整える効果も期待できます。
一方で、装置が舌に当たるため、発音のしづらさを感じる場合があります。また、表側矯正に比べて治療費が高くなりやすいです。
矯正方法には、裏側矯正以外にもさまざまな選択肢があります。それぞれの方法の特徴やメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
裏側矯正は、歯の裏側に装置を装着するため、見た目を気にすることなく治療が進められるのが特徴です。特に出っ歯の治療においては、歯を後方に移動させる力がかけやすく、効率的な矯正が可能になります。
ここでは、裏側矯正による具体的なメリットについて解説します。
裏側矯正の最大のメリットは、装置が歯の裏側に取り付けられるため、周囲から気づかれにくいことです。一般的な表側矯正では、金属や透明のブラケットが表に見えるため、見た目を気にする方にとってはハードルが高くなります。
特に、接客業や営業職など、人前に立つ機会が多い方にとって、矯正中であることを周囲に知られたくない場合があります。裏側矯正なら、話をしているときや笑ったときでも装置が見えにくく、自然な表情を保てます。
そのため、見た目に配慮しながら治療を進めたい方にはおすすめの矯正方法です。
歯の裏側は、唾液の流れが多く、自然な洗浄効果が期待できるため、表側矯正に比べて虫歯や歯周病のリスクが低くなります。
表側矯正では、ブラケットとワイヤーが歯の表面に装着されるため、食べかすが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。しかし、裏側矯正は装置が舌側にあるため、唾液による自浄作用が働きやすく、口腔内を清潔に保ちやすいのです。
ただし、裏側矯正でも適切な歯磨きが必要であり、特に奥歯の裏側などは磨き残しが出やすいため、歯ブラシやフロス、専用のクリーニングツールを活用することが推奨されます。
裏側矯正は、歯の裏側に装置がつくため、舌の動きに影響を与えます。これにより、舌を前に押し出す癖(舌突出癖)を自然と改善できる可能性が高いです。
舌突出癖があると、矯正治療で歯並びを整えても、舌の力によって前歯が再び前に押し出されることがあります。裏側矯正では、装置が舌の動きを制限するため、舌の正しい位置を意識しやすくなり、矯正後の後戻りを防ぐ効果も期待できます。
また、舌の位置が正しくなることで、発音の改善や口呼吸の防止にもつながるでしょう。特に、発音時に舌を前歯に押し当てる癖がある場合、裏側矯正によって舌の動きを適切に調整できる可能性が高いです。
スポーツをする方にとって、矯正装置が口の中に与える影響は重要なポイントです。表側矯正では、衝突や転倒時に口内のブラケットが唇や頬の内側に当たり、傷つけるリスクがあります。
しかし、裏側矯正では装置が舌側にあるため、外部からの衝撃を受けにくく、スポーツ時の安全性が高まります。
特に、コンタクトスポーツ(サッカー、バスケットボール、柔道など)や武道を行う場合、顔面への衝撃リスクを考慮すると、裏側矯正はより安全な選択肢です。また、マウスガードを装着する際にも、表側矯正より違和感が少なくなるため、運動中のストレスを減らせます。
裏側矯正は、見た目を気にせずに歯並びを整えられる点で人気がありますが、いくつかのデメリットも存在します。
特に、発音のしづらさや費用の高さは、治療を検討する際に重要なポイントです。ここでは、裏側矯正を行う際に考慮すべき点について詳しく解説します。
裏側矯正では、矯正装置を歯の裏側に装着するため、舌の動きが制限されます。その影響で、特定の発音がしづらくなることがあります。特に、サ行やタ行の音を発するときに舌が装置に当たり、発音が不明瞭になりやすいです。
発音の違和感は、装置を装着した直後に強く感じることがありますが、多くの方が1~2ヶ月程度で適応します。発音の改善には、ゆっくりと話すことや、発音トレーニングを取り入れることが有効です。 また、矯正歯科医に相談すれば、発音しやすいように装置を調整してもらえます。
このように、裏側矯正では発音への影響を感じることがありますが、時間とともに適応し、違和感が軽減されやすいです。もし発音の変化が気になる場合は、矯正開始前に歯科医と相談し、事前に対応策を考えておくと安心です。
裏側矯正は、ほかの矯正方法と比べて費用が高くなる傾向にあります。これは、装置の製作がより精密であることや、治療を行う歯科医師の高度な技術が必要とされるためです。
一般的に、裏側矯正の費用は100万円~150万円程度が相場とされています。一方で、表側矯正では70万円~100万円程度、マウスピース矯正では60万円~100万円程度となることが多く、裏側矯正はほかの方法と比べても費用負担が大きくなる可能性があります。
また、裏側矯正はカスタムメイドの装置を使用するため、治療期間中の調整費用や追加のメンテナンス費用がかかることもあるでしょう。
このように、裏側矯正は他の矯正方法と比べて高額になりやすいですが、その分、目立たずに矯正できるというメリットがあります。費用とメリットを比較しながら、自分に合った矯正方法を選ぶことが大切です。
ここでは、出っ歯が裏側矯正に向いている理由を3つ解説します。
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着するため、歯が装置のある方向へ引き込まれやすいという特性があります。このため、前歯が前方に傾いている出っ歯の場合、裏側矯正によって効率よく内側に移動させることが可能です。
例えば、表側矯正でも前歯を後退させることは可能ですが、歯を押し込む動きよりも引き込む動きのほうがコントロールしやすいため、裏側矯正のほうが効果的に治療を進められます。
特に、前歯の突出が軽度から中程度の場合、裏側矯正でスムーズに歯並びを整えられます。
出っ歯の治療には、必ずしも全体矯正が必要なわけではありません。前歯だけが突出しているケースでは、部分矯正で対応できる場合もあります。
裏側矯正は、上の前歯だけに装置をつける「ハーフリンガル矯正」や「部分矯正」としても活用できるため、治療期間や費用の負担を抑えながら矯正を進めることが可能です。
部分矯正が適応されるのは、以下のようなケースです。
・軽度の前歯の突出(顎の骨格に問題がない)
・奥歯の噛み合わせに問題がない場合
・抜歯をせずにスペースを確保できるケース
このように、出っ歯の程度によっては、裏側矯正の部分矯正を選択することで、比較的短期間で治療を完了できる可能性があります。
裏側矯正は、見た目を気にする方にとって大きなメリットがあります。特に、出っ歯の方は矯正装置が目立ちやすい位置に装着されることを気にする場合が多いため、歯の裏側に装置をつけることで、周囲に気づかれにくい状態で治療を進められます。
また、ビジネスシーンや接客業など、人前に出る機会が多い方にとっては、裏側矯正による目立たない治療は大きな利点です。矯正中でも周囲を気にせず、自然な見た目を保てます。
出っ歯を裏側矯正で治療する場合、治療期間は歯の状態や矯正範囲によって異なります。ここでは、それぞれの治療方法の特徴と治療の進行について解説します。
部分矯正は、前歯の限られた範囲に矯正装置を装着し、短期間で歯並びを整える方法です。主に軽度の出っ歯に適用されます。
対応できる出っ歯のレベル
・前歯が軽度に前へ突出している
・噛み合わせに問題がない
・抜歯が不要
治療期間4ヶ月の様子
詳細情報 | |
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費用 | 360,000円(税込396,000円) |
治療期間 | 4ヶ月 |
治療内容 | マウスピースを用いた歯列矯正 |
追加処置 | IPR |
※保険適用外の自由診療となります。
※効果や感じ方には個人差があります。
※マウスピース橋正の主なリスク:虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・リテーナーを最低1年間は1日20時間以上装着、その後徐々に着用時間を減らし、2年目以降は夜間のみの着用推奨。
全体矯正は、奥歯を含めた歯列全体を動かす方法で、中度~重度の出っ歯に適しています。
適応される出っ歯のレベル
・前歯が大きく前に出ている
・噛み合わせに問題がある
・抜歯が必要
治療期間2年の様子
(参考:三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)
裏側矯正は、歯の裏側に装置を装着するため高度な技術が必要となり、費用が高額になりやすい矯正方法です。費用は歯科医院や治療範囲によって異なりますが、全体矯正と部分矯正で目安がある程度決まっています。
裏側矯正の費用は、治療の範囲によって異なります。部分矯正は前歯のみの矯正で比較的費用を抑えられますが、全体矯正は高額になる傾向があります。
ワイヤー矯正(舌側矯正)の費用
全体矯正(抜歯あり) | 87.5~138万 |
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全体矯正(抜歯なし) | 110~113.5万 |
部分矯正(抜歯なし) | 23~42万 |
部分矯正は、軽度な歯並びの改善を目的とするため、治療期間も短く、比較的費用が抑えられます。一方、全体矯正はすべての歯を動かすため、治療期間が長くなり、その分コストも高くなる傾向があります。
裏側矯正は高額になりやすいため、費用を抑える方法を知っておくと良いでしょう。
・分割払いや医療ローンを利用する
矯正治療は一括払いだけでなく、分割払いや医療ローンを活用できる歯科医院もあります。月々の負担を軽減できるため、事前に確認するとよいでしょう。
・部分矯正を選択する
軽度の出っ歯であれば、全体矯正ではなく部分矯正で対応できる場合があります。部分矯正は費用も抑えられ、治療期間も短縮できます。
・矯正専門のクリニックを選ぶ
一般歯科よりも矯正歯科専門のクリニックを選ぶと、治療計画が的確で無駄な治療費がかかりにくくなります。
・モニター制度を活用する
クリニックによっては、症例写真の提供などを条件に費用を割引するモニター制度を実施している場合があります。条件を確認し、費用を抑えられるか相談すると良いでしょう。
・医療費控除を活用する
矯正治療は医療費控除の対象となる場合があります。年間の医療費が10万円を超えた場合、確定申告をすることで所得税の一部が還付される可能性があります。
出っ歯や口元のバランスに悩んでいる方には、スマイルモア矯正が適しています。この矯正方法は、透明なマウスピースを使用するため、装置が目立たず、周囲に気づかれにくい点が大きなメリットです。
従来のワイヤー矯正と異なり、取り外しが可能なため、食事や歯磨きがしやすく、口腔内を清潔に保ちやすいのが特徴です。また、金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がなく、より多くの方が安心して治療を受けられます。
スマイルモア矯正では、患者一人ひとりに適した治療計画を立て、無理なく理想の歯並びへと導きます。見た目を気にせずに矯正を進めたい方は、ぜひスマイルモア矯正の詳細をチェックしてみてください。
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裏側矯正は、見た目を気にせずに歯並びを整えられる方法として、多くの方に選ばれています。特に、出っ歯の矯正にも適しており、審美性を保ちながら治療が可能です。
しかし、費用が高額になりやすく、発音に影響を及ぼす場合があるため、事前にデメリットも理解しておくことが大切です。
治療期間は個人差がありますが、部分矯正なら比較的短期間で終わるケースもあります。費用面が気になる場合は、医療費控除の活用や分割払いの選択肢も検討するとよいでしょう。自分に合った治療法を見つけるためにも、専門医に相談することをおすすめします。
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スマイルモア矯正を始める場合は、お申込用紙にご記入いただきます。一旦、お家に持ち帰って検討してももちろんOKです。
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