2025-08-25

キレイライン矯正は最悪って本当?口コミからわかる評判を歯科医師が解説

キレイライン矯正は最悪って本当?口コミからわかる評判を歯科医師が解説

手軽に始められるマウスピース矯正として人気を集めているキレイライン矯正。
ですが、ネットで検索すると、最悪だったといったネガティブな口コミも目に付き、一歩踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「結局、費用は高くなるのではないか」「自分の歯並びでも大丈夫なのか」。こうした不安を解消するために、歯科医師がキレイラインの口コミを分析し、解説します。

齋藤 博愛 先生
目次

キレイライン矯正とは

キレイライン矯正とは、全国に提携クリニックを持つマウスピース矯正ブランドです。
「歯科矯正は高くて時間がかかる」という従来のイメージを覆し、「気になる部分をリーズナブルに、早く治したい」というニーズに応えることで人気を集めています。

全国125院以上で受けられる通いやすさと豊富な実績

キレイライン矯正の強みの一つが、ネットワークの広さです。
北は北海道から南は沖縄まで、全国に108院以上の提携クリニックがあり、都市部だけでなく地方にお住まいの方でも治療を始めやすい環境が整っています。(※2025年8月時点)
また、これまで12万人以上が治療を受けており、実績が豊富な点も安心材料です。(※2017年6月〜2023年11月の契約者様)
SNSで「キレイライン」と検索すると、多くの利用者がビフォーアフター写真などを投稿しており、自分と似た歯並びの症例を見つけやすくなっています。このように、治療後のイメージが湧きやすいことも、人気を後押ししている理由の一つといえるでしょう。

お試しも可能な柔軟な料金プラン

矯正のハードルを大きく下げているのが、特徴的な料金体系です。
5回コース19.8万円といった一般的なコース契約のほかに、1回ずつの都度払いに対応しています。「いきなり高額な契約は不安」「まずは試してみたい」という方でも、まとまった初期費用なしで気軽に始められるのは、画期的なシステムといえます。

相談しやすいサポート体制

一般的な歯科矯正では、すべてのコミュニケーションは治療を受けるクリニックと直接行うのが基本です。
それに対し、キレイライン矯正では、ブランド独自のサポートチームを設けています。
例えば、全患者を対象としたアンケートを実施し、その結果をクリニックにフィードバックすることで、サービス全体の質を維持・向上する取り組みを行っています。
また、「治療費について医師に直接聞きにくい」「クリニックの対応で少し気になることがある」といったデリケートな内容も、第三者の立場にあるサポートチームに相談できるのは、利用者にとって大きな安心につながるでしょう。

参考:キレイライン矯正HP

キレイライン矯正の良い口コミ

キレイライン矯正の良い口コミ まずは、キレイライン矯正で満足したという方のポジティブな口コミから見ていきましょう。
評価されているポイントは、主に「手軽さ」と「スピード感」に集まっています。

安く始められる手軽さへの評価

矯正治療を始めるにあたって、大きな壁である「費用」。
キレイライン矯正のお試し感覚で始められる料金設定は、金銭的な理由で矯正を諦めていた方から支持を得ています。
「高額な契約をして失敗したらどうしよう」といった不安を抱えることなく、自分のペースで始められる手軽さが、多くの方にとって大きなメリットとなっているようです。

実際の口コミ

・「キレイライン矯正をしていますが、通常より料金が抑えめなので嬉しいです。」(引用:Googleマップ口コミ

・「2万円でお試ししてからあとは都度払いで通えちゃうの🥺✨コースはお得だけど、ローンが嫌って人も出来ちゃう😭」(引用:X(旧Twitter)

ピンポイントの悩みが短期間で解消された満足感

「この部分だけを治したい」という明確で軽微な悩みを持つ方からの評価も多くみられました。
結婚式など特定のライフイベントに向けて短期間で見た目を改善したいというニーズに、キレイライン矯正のスピーディーな治療計画が合致したケースといえるでしょう。

実際の口コミ

・「2月中旬からキレイラインを始めて、約2ヶ月結婚式までの短期集中で矯正しました!元々前歯が気になっておりましたが、キレイになり、笑った時に口元を隠さなくなりました!」(引用:Googleマップ口コミ

・「前歯12本のみのキレイラインで矯正したくて受診しました。半年ちょっとで歯を動かし終わり、現在補綴期間ですが、最初のマウスピースを見るとびっくりします!周りにも歯並びきれい!と言われるようになり、一番のコンプレックスが解消されました。」(引用:Googleマップ口コミ

悪い口コミは?

一方で、「期待と違った」「後悔している」といったネガティブな口コミも存在します。なぜそのような声が上がるのか、歯科医師の視点も交えて解説します。

総額が高くなった

キレイライン矯正は、通院ごとの再診料や、計画通りに歯が動かなかった場合のマウスピースの追加購入など、コース料金以外に追加費用が発生することがあります。
そのため、「安く始められる」というメリットの一方で、最終的な総額が分かりにくいという注意点があります。

齋藤 博愛 先生

治療前のシミュレーションは、あくまで「理想のゴールを示す設計図」であり、その通りに歯が動くことを100%保証するものではありません。なぜなら、歯の動きは骨の硬さや1日の装着時間といった、さまざまな要因に影響される予測が難しい現象だからです。
計画と実際の歯の動きにズレが生じた場合、軌道修正が必要となります。
その場合、都度払いや回数制の料金体系では、治療上必要な軌道修正が、そのまま予期せぬ追加費用として患者さんの負担になってしまいます。

(歯科医師 齋藤 博愛 先生)

モデルケース:総額費用シミュレーション

「前歯の軽微なガタつき」が気になっていたAさんが、キレイライン矯正の5回コースを想定してカウンセリングに行った場合の総額を試算してみましょう。

初回検診料¥3,300
コース料金(5回)¥198,000
拡大床¥44,000
再診料(計4回)¥13,200
リテーナー¥22,000
合計¥280,500

当初想定していた20万円台のイメージから、実際には約8万円の追加費用がかかる可能性が示唆されました。
次に、「中度のガタつきや出っ歯を治したい」Bさんが、10回コースを想定した場合の総額を試算してみましょう。

初回検診料¥3,300
コース料金(10回)¥330,000
拡大床¥44,000
再診料(計8回)¥26,400
リテーナー¥22,000
合計¥429,000

症状の程度が中度の場合、30万円台の想定から、実際には約10万円の追加費用がかかる可能性があります。
もちろんこれは一例ですが、「安く始められる」というメリットの裏には、こうした総額の変動リスクが常に伴うことを理解しておく必要があります。

実際の口コミ

・「再診料は治療プランとは別に毎回3300円取られます。合計でみると少しお高いなと思いました。」(引用:Googleマップ口コミ

・「当初かかると聞いていた20万円では全然効果がなく、結局40万円くらいかかってしまいました。しかも、納得いくほどの変化ではなく、がっかりです。」(引用:みん評

かみ合わせが悪化した

「見た目は綺麗になったが、かみ合わせが悪化した」という声も多くみられました。
これは、前歯を中心とした「部分矯正」であることに起因する最も注意すべきリスクです。

齋藤 博愛 先生

歯並びは、全ての歯が組み合わさって機能する、非常に繊細なバランスの上に成り立っています。奥歯のかみ合わせを考慮せず、見た目を整えるためだけに前歯を動かすと、全体のバランスが崩れてしまいます。
その結果、「食べ物が歯に挟まりやすくなり、食事がしにくくなる」「特定の歯に過度な負担がかかり、歯の寿命を縮める」「顎関節症を引き起こし、顎の痛みの原因となる」などといった、見た目以上の深刻な問題に発展する可能性があります。
美しい歯並びとは、見た目だけでなく、機能的にもしっかりとかみ合っている状態を指します。前歯だけを動かす部分矯正は、元々のかみ合わせに問題がない症例に慎重に適用されるべき治療法です。

(歯科医師 齋藤 博愛 先生)

実際の口コミ

・「咬み合わせに問題が生じ、口元は前に出て、顔の筋肉にも常に緊張がかかるようになりました。」(引用:Googleマップ口コミ

・「歯並びは綺麗になっても噛み合わせが最悪になるので、安さに惹かれてキレイラインにしないで、初めから他の医院でインビザラインをすることをお勧めします。そっちの方が確実だし、結果的に安いです。」(引用:Googleマップ口コミ

キレイライン矯正を始める前に知るべき注意点

キレイライン矯正を始める前に知るべき注意点 キレイライン矯正の口コミだけでは分からない、契約前に必ず理解しておくべき注意点を専門的な視点から解説します。

追加処置や費用発生の可能性

歯をきれいに並べるスペースが足りない場合、以下のような追加費用や処置が必要になることがあります。

・拡大床:歯列のアーチを広げるための装置です。上下で4.4万円(税込)の追加費用が発生し、総額が大きく変わってきます。

・IPR:歯の側面を、健康に影響のない範囲でわずかに削り、スペースを作る処置です。マウスピース矯正では一般的に行われます。

・アタッチメント装着:歯の表面に付ける、歯の色をした小さな樹脂製の突起です。マウスピースが歯をしっかりと掴み、計画通りに動かすための重要な補助装置ですが、マウスピースを装着していても少し目立つため、見た目に影響します。

これらの処置がご自身のケースで必要になるか、カウンセリングで確認すると良いでしょう。

対応できない歯並びも多い

キレイライン矯正は、前歯を中心とした部分矯正を得意とする一方、以下のような症例は治療の適用外となる可能性が高いです。

・抜歯が必要なほど歯が大きく重なっている、または口元が出ている症例
・奥歯のかみ合わせに大きな問題がある症例
・歯のねじれが強い、または歯を大きく動かす必要がある症例
・顎の骨格に問題がある(外科手術が必要な)症例

「自分の歯並びが適応範囲かどうか」は、精密検査を経て歯科医師が判断します。広告のビフォーアフター写真だけを見て「自分もできるはず」と安易に判断しないことが重要です。

治療後の保定期間も重要

多くの方が見落としがちなのが、「マウスピースを使い切ったら矯正は終わりではない」という点です。
動かした直後の歯は非常に不安定で、何もしなければ元の位置に戻ろうとします。これを「後戻り」といい、治療後はリテーナーというという専用のマウスピースを装着する「保定期間」が必ず必要になります。
キレイライン矯正では、リテーナー作成に別途22,000円~66,000円(税込)発生し、装着期間も歯を動かした期間と同じもしくは、それ以上(最低1〜2年)の装着が推奨されています。

マウスピース矯正の選び方

マウスピース矯正の選び方 ここまで、キレイライン矯正の良い口コミ・悪い口コミから、その特徴と注意点を詳しく解説してきました。
多くの情報に触れ、「自分はどの矯正を選ぶべきだろう?」と悩まれているかもしれません。
矯正治療で後悔しないために最も大切なのは、治療法の特徴と、ご自身の希望や歯並びの状態を正しくマッチさせることです。
以下の3つのポイントを自分に当てはめて、考えを整理してみましょう。

治療の目的は?

・見た目重視:「結婚式までに前歯の隙間だけ治したい」など、部分的・短期間での見た目の改善が最優先なら、キレイライン矯正も選択肢の一つです。
・機能性も重視:「食べ物がよく挟まる」「出っ歯を根本的に治したい」など、奥歯のかみ合わせを含めた機能的な改善も目指すなら、全体矯正を前提とした治療法を検討する必要があります。

予算はいくらか?

・始めやすさ重視:まとまった初期費用を抑え、お試し感覚でスタートしたい方にとって、キレイライン矯正の都度払いや安い初回料金は魅力的に映るでしょう。
・総額の透明性重視:「結局いくらかかるか分からないのは不安」と感じる方は、追加費用の発生リスクが少なく、治療完了までの総額が最初から明確な料金体系のブランドを選ぶのが安心です。

歯並びの状態は?

・軽微なズレ: もともとかみ合わせに大きな問題がなく、ごくわずかな前歯のズレを治したい、という限定的なケースに当てはまる可能性があります。
・複雑な症例:抜歯が必要な場合や、骨格に原因がある出っ歯・受け口など、歯を大きく動かす必要がある場合は、対応できる症例の範囲が広い矯正ブランドを選ぶ必要があります。

もしあなたが「機能性も重視したい」「総額が分かりやすい方がいい」「自分の歯並びが適応か不安」のいずれか一つでも当てはまるなら、ぜひ他の選択肢も知った上で、最も納得できるものを選ぶ方が良いでしょう。

スマイルモア矯正とキレイライン矯正の違い

スマイルモア矯正とキレイライン矯正の違い 次に、比較されることの多いスマイルモア矯正との違いを解説します。

治療のゴール

キレイライン矯正のゴールは、「前歯の見た目をスピーディーに改善すること」に特化しています。これは特定のニーズを持つ方にとっては、非常にわかりやすいゴールです。
対して、スマイルモア矯正が目指すゴールは、「健康的で正しいかみ合わせを土台とした、機能的で美しい歯並び」です。
一時的な見た目の改善にとどまらず、長期的に安定し、しっかりと噛める機能性があってこそ、美しさが手に入ると考えております。

治療範囲

このゴールの違いが、治療範囲に直結しています。
キレイライン矯正の治療範囲は、原則として「上下の前歯12本」に限定されます。これが「かみ合わせが悪化した」という口コミが生まれる根本的な原因といえます。
見える部分だけを動かすことは、かえって歯並びを複雑にするリスクを伴うということを理解しておく必要があるでしょう。
対して、スマイルモア矯正では、部分矯正だけでなく、奥歯のかみ合わせまで含めた、歯並び全体の矯正に対応しています。
医師がお口の状態を確認し、一人ひとりの状態に合わせて、最適な治療計画を作成します。
これにより、かみ合わせの悪化といったリスクを最小限に抑え、根本的な改善を目指します。

料金の透明性

安心して治療に臨むうえで、費用面の透明性は欠かせません。
キレイライン矯正の料金体系は、一見すると安価ですが、治療の進行状況によって、治療そのものの費用が変動しやすいという大きな特徴があります。歯が計画通りに動かなければ、コースの追加が必要となり、治療総額が増えるリスクが常に伴います。
スマイルモア矯正の場合、原則として最初に合意した治療計画を完了させるまでの費用がすべて含まれています。
もちろん、どのような矯正にも予期せぬ費用が発生する可能性はあります。
スマイルモア矯正では、その可能性をカウンセリングの段階で正直にお伝えします。

高品質と適正価格を両立するスマイルモア矯正

高品質と適正価格を両立するスマイルモア矯正 「かみ合わせまで治る本格的な治療はやはり高いのでは?」「安いと品質が心配」とお考えの方も多いでしょう。
スマイルモア矯正は、このジレンマを解消し、高品質な矯正治療を適正価格で提供しています。

高品質なマウスピースを使用

スマイルモア矯正の提携クリニックでは、全世界で2,000万人以上※の実績を持つインビザラインをはじめとした、信頼されているトップブランドのマウスピースを主に使用します。(※インビザライン矯正とインビザラインGo矯正の合計 2025年4月末時点)
長年の臨床データに裏付けされた精密な治療計画と、歯を効率的かつ安全に動かすための技術が詰め込まれた医療機器です。安価なサービスにありがちな、実績の少ない無名のマウスピースではありません。
高価格帯の専門クリニックで提供されるものと同じクオリティの装置で歯を動かしていきます。

なぜ高品質な治療を適正価格で提供できるのか

「なぜ、インビザラインなどを使いながら費用を抑えられるの?」と不思議に思われるかもしれません。
スマイルモア矯正が提供するマウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正に比べて治療期間を短縮できるケースが多くあります。治療期間が短いことは、そのまま人件費や材料費の削減につながり、これも治療費に反映されています。
そして何より、スマイルモア矯正は「できるだけ多くの人に笑顔を届けたい」という想いを大切にしています。その想いを実現するため、始めやすい価格で提供できるよう企業努力を続けています。

まとめ

今回は、キレイライン矯正の口コミを分析し、スマイルモア矯正との違いを解説しました。
キレイライン矯正は、「前歯のわずかな隙間だけ」といったピンポイントのお悩みを、低コストで解決したい方にとっては、有効な選択肢の一つといえるでしょう。

しかし、
・かみ合わせが悪化して後悔したくない
・どうせ矯正をするなら、見た目も健康も妥協したくない
・結局いくらかかるかわからないという費用の不安を感じたくない
と少しでも思うなら、スマイルモア矯正を含め、他の選択肢も検討に入れるべきかもしれません。

矯正治療で最も大切なのは、あなたの歯並びの状態を正しく知り、最適な治療法を選択することです。
まずは、あなたの歯並びがどういう状態で、どうすれば理想の笑顔になれるのか、その可能性を知ることから始めてみませんか?

お話しを聞くだけでもOK!
カンタン30秒で予約できます!
初回検診無料キャンペーン実施中
無料カウンセリングを予約