公開日: 2024/03/21
更新日: 2024/09/30
ホワイトニングの効果が持続する期間は、施術の種類によって大きく異なります。
きれいな笑顔を保つためには、どのホワイトニング方法を選ぶべきか、その効果がどれくらい続くのかを理解することが重要です。
今回は、一般的なホワイトニングの方法を4つ紹介し、それぞれの持続期間とメリット、デメリットについて解説していきます。
記事の編集・責任者歯科医師齋藤博愛先生
医療法人 誓栄会 千賀デンタルクリニック 副理事長。東京歯科大学 卒業。慶應義塾大学病院歯科・口腔外科研修修了。
日本歯周病学会,日本口腔インプラント学会,日本口腔外科学会所属。
ホワイトニングを成功させるためには、選んだ方法に応じて施術の頻度を調整する必要があります。 方法によっては、比較的頻繁に施術を行う必要があるものもあれば、定期的にケアするだけで良いものも。 こうした違いを理解することで、スケジュールの都合や期待する効果に合わせて、最適なホワイトニング方法を選択できるようになります。
セルフホワイトニングの理想的な頻度としては、希望する白さに達するまでの期間、週に4日以上行うのがおすすめです。
効果持続期間は数日~数週間のため、少なくとも1週間に1回は施術を行う必要があるかもしれません。
セルフホワイトニングは薬剤を使用せずに、歯の汚れを落として白く戻すホワイトニングです。
そのため日々の飲食や喫煙などの嗜好品の影響を受けやすく、歯が再び着色する可能性があります。
理想の白さになるまでオフィスホワイトニングの頻度は、1~2週間に1回がおすすめです。白くなった後の色の維持は、目指す白さに応じて2〜3ヶ月に1回が推奨されます。
効果の持続期間は一般的には3~6ヶ月程度です。そのため比較的薄い白さで満足する場合は、3~6ヶ月に一度の施術でも十分です。
ホームホワイトニングで理想の白さを目指すには、希望の白さが得られるまで週に4回以上、できれば毎日行いましょう。
効果持続期間は6か月~1年程度で、白さの維持のためには、歯が白くなった後も月に数回行うことが理想です。
ホームホワイトニングは、使用する薬剤の濃度が低いため、定期的な使用で徐々に歯を白くしていきます。自分のペースで行えるため、忙しい人にも向いているのが特徴です。
デュアルホワイトニングは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で続けるホームホワイトニングを組み合わせた方法で、それぞれのメリットを最大限に活用します。 短期間で歯を白くでき、一般的な持続期間は半年~1年程度です。
理想の白さになるまでは、オフィスホワイトニングを1~2週間に1回、3~5回繰り返し、ホームホワイトニングで毎日または1週間に2回、2週間程度行います。
その後は3~6ヶ月に1回のオフィスホワイトニングでメンテナンス、ホームホワイトニングを1週間に1回、効果を持続させるために継続しましょう。
ホワイトニングの方法は大きく「セルフホワイトニング」「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の4種類に分けられます。 それぞれの方法によって効果の持続期間も異なりますが、どの方法も効果が永遠に続くわけではありません。
セルフホワイトニングとは、自宅やホワイトニングサロンで自分で行う方法です。歯の表面の汚れを除去し、本来の白さを取り戻すことを目的としています。
歯を漂白する薬剤は使用しないため、元の歯の色よりも白くすることはできません。
サロンでの施術では、1〜3週間の効果が見込めます。
オフィスホワイトニングは、歯科医院で受けるホワイトニングです。 特殊な薬剤を歯に塗布し、光を当てることで薬剤を活性化することで、歯を漂白します。
効果は3〜6ヶ月程度持続します。 即効性があり、一度の施術で顕著な白さを実感できる点が大きなメリットです。
ホームホワイトニングとは、歯科医院で作成した専用のマウスピースと薬剤を使用して自宅で行う方法です。 ホームホワイトニングの効果は6か月~1年間持続し、オフィスホワイトニングに比べて長期間白さを保つことができます。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を組み合わせた方法をデュアルホワイトニングといいます。この方法は、即効性と持続性の両方のメリットがあります。
デュアルホワイトニングの効果の持続期間は1〜2年と長く、非常に高い白さを実現し、長期間維持することができます。
美しい白い歯を保つためには、施術後のケアがとても大切です。
効果を最大限に引き延ばし、より美しい笑顔を維持するための方法やコツをお伝えします。
ホワイトニング後の美しい笑顔を保つためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスが欠かせません。 歯科医院でのケアを受けることで、普段のブラッシングでは落としきれない汚れや歯石を除去してもらえます。
これは、ホワイトニングの効果を向上させ、その持続期間を延ばすことに役立ちます。さらに、虫歯や口臭、歯周病の予防にもつながり、健康で美しい口元を維持できます。
ホワイトニング施術中や施術後には、特定の食べ物や飲み物に注意が必要です。色素が強い食品は、色が歯に着きやすく、ホワイトニングの効果を損ねる原因になります。
特に注意すべきは、カレーやチョコレート、コーヒー、紅茶、赤ワインなどです。
これらを摂取した後は、できるだけ早く歯を磨くか、水で口をすすぐことを心がけましょう。
また、タバコも歯の黄ばみの大きな原因です。可能であれば禁煙を、難しければ喫煙量を減らしてください。
ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには、日々のセルフケアが非常に重要です。歯磨きを怠ると、色素沈着しやすくなります。
歯磨きは丁寧に、特にホワイトニング後はホワイトニング用の歯磨き粉を使用して行うことがおすすめです。
また、ホームホワイトニングを行う場合は、マウスピースを装着する前にしっかりとブラッシングすることが重要です。
美しい白い歯を保つために、これらの習慣を日々の生活に取り入れてみてください。
ホワイトニングは多くの人が憧れる白く輝く歯を手に入れる手段ですが、誰にでも安心して行えるわけではありません。特定の状況では、ホワイトニングを控えた方が良いこともあります。
ここでは、ホワイトニングをする前に把握しておくべき大切な注意事項について紹介します。
ホワイトニングを開始する前に、虫歯や歯周病などの歯の問題を先に解決しておくことが大切です。
虫歯や歯周病がある状態でホワイトニングを行うと、使用する薬剤によって痛みを感じやすくなり、治療が難しくなってしまう可能性があります。
ホワイトニングをしている間も虫歯は進行し続けるため、外見は改善されても、最終的には歯を大きく削ることや、神経を取る必要が出てくるかもしれません。
妊娠中や授乳中の方は、ホワイトニングを控える必要があります。
使用される薬剤は安全性が高いものですが、この時期に施術を行うのは避け、妊娠・出産・授乳が終わってから始めることをおすすめします。
過酸化水素を分解する酵素が不足している無カタラーゼ症の人は、ホワイトニング剤を使用できません。
ホワイトニングを考えている方は、これらのポイントをしっかりと考慮し、ご自身の健康状態やライフステージに合わせて、安全に施術を受けるようにしてください。
美しい笑顔は健康な歯から始まります。
ホワイトニングの最適な頻度と継続期間は個人の歯の状態により異なります。
効果を最大限に引き出すためには、正しい方法での使用と、歯科医師の指導のもとで行うことが重要です。
過度なホワイトニングは歯の知覚過敏を引き起こす可能性があるため、自己判断での頻繁な施術は避け、適切なケアとバランスを心掛けましょう。
自分のライフスタイルや目標に合わせたホワイトニング方法を選び、適切な頻度で、美しい白い歯を維持しましょう。
Process
相談日を予約する(30秒)
少しでも「歯並びを整えたい」と思ったら、ぜひ気軽にご相談ください。
最寄りの医院でお口を詳しくチェック
詳しい診断のために、最寄りの提携医院で、いろいろな検査をします。
歯科医師が詳細を説明
歯科医師が、治療後にどんな歯並びになるかや費用の詳細を説明します。気になることがあれば何でも質問できます。
スマイルモア矯正を始めるか判断
スマイルモア矯正を始める場合は、お申込用紙にご記入いただきます。一旦、お家に持ち帰って検討してももちろんOKです。
クリニックか自宅でマウスピースを
受け取り矯正開始
あなただけのマウスピース装置を製作し、お渡しします。