公開日: 2025/01/28
更新日: 2025/01/28
インビザライン矯正を検討する際、費用がどのくらいかかるのか気になる方も多いのではないでしょうか。治療費は症状、治療内容のほか、医院によっても費用設定が異なります。また、治療中には追加費用が発生する場合もあるため、費用の内訳をしっかり理解しておくことが大切です。
この記事では、インビザラインの費用相場や内訳、治療を始める際に費用を抑えるポイントについて詳しく解説します。予算計画の参考としてください。
※この記事にはPR情報が含まれます。 ※最新情報は各医院公式サイトにてご確認ください。
記事の編集・責任者歯科医師齋藤博愛先生
医療法人 誓栄会 千賀デンタルクリニック 副理事長。東京歯科大学 卒業。慶應義塾大学病院歯科・口腔外科研修修了。
日本歯周病学会,日本口腔インプラント学会,日本口腔外科学会所属。
インビザラインの費用は、症状の程度や治療内容によって30万~100万円と幅があります。これは主に必要なマウスピースの枚数や治療期間の違いによるものです。
治療費用の主な内訳は以下のとおりです。
治療前 | 初回カウンセリング(無料~5,000円)、精密検査(1万~6万5,000円) |
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治療中 | マウスピース代、調整料(3,000~1万円/回) |
治療後 | 保定装置(1万~6万円)、定期観察(3,000~5,000円/回) |
また、必要に応じてむし歯治療や抜歯などの追加費用が発生する場合もあります。治療開始前に、詳しい費用については歯科医院で確認しておきましょう。
インビザライン治療の平均費用は、地域によって異なります。
下記に調査結果をまとめました。
東京 | 85万円 ※東京エリアの188医院を調査 |
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愛知 | 79万円 ※愛知エリアの27医院を調査 |
埼玉 | 94万円 ※埼玉エリアの43医院を調査 |
神奈川 | 78万円 ※神奈川エリアの28医院を調査 |
大阪 | 86万円 ※大阪エリアの14医院を調査 |
さらに、平均を算出すると、全国平均は84万円程度となります。
インビザラインとその他の矯正方法では、費用や特徴に大きな違いがあります。主な矯正方法の費用相場は以下のとおりです。
全体矯正の費用範囲 | 40万~102万円 |
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全体矯正の平均 | 84万2,000円 |
メリット | 透明で目立たない、着脱可能 |
デメリット | 自己管理が必要、費用が比較的高額、対応できない症例あり |
ハーフリンガルの費用範囲 | 全体矯正126万5,000円~137万5,000円、部分矯正42万~93万5,000円 |
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ハーフリンガルの平均 | 100万9,000円 |
表側矯正の平均 | 27万2,000円 |
裏側矯正の費用範囲 | 全体矯正87万5,000円~138万円、部分矯正23万~42万円 |
裏側矯正の平均 | 31万円 |
メリット | 歯が動きやすい、幅広い症例に対応 |
デメリット | 装置が目立つ、違和感が大きい |
インビザラインの治療費用は、主に以下の要因によって変動します。
まず、歯並びの乱れの程度と治療目標です。軽度な症例や部分的な改善なら6か月程度で30万~40万円、複雑な症例や完璧な歯並びを目指す場合は2年以上で80万~100万円程度かかります。
次に、装着時間の影響です。装着時間を守れないと治療期間が3か月~6か月延び、その分費用も増加します。
さらに、追加オプションや医院の立地によっても費用は変動します。都心部の医院は地方より高額な傾向にあり、リテーナーなどの追加費用についても考える必要があります。
詳しい費用については治療開始前に歯科医院で確認しましょう。
インビザラインの費用は、地域によって若干の違いがあります。
各地域の主要都市別の費用相場を、下記にまとめました。
新宿(東京) | 92万円 ※新宿エリアの26医院を調査 |
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中野(東京) | 92万円 ※中野エリアの14医院を調査 |
吉祥寺(東京) | 75万円 ※吉祥寺エリアの18医院を調査 |
上野(東京) | 63万円 ※上野エリアの10医院を調査 |
東京都心は比較的高い傾向にありますが、大きくは変動しません。
子供と大人では、インビザラインの治療費用が異なり、子供の方が費用を抑えられる場合が多いです。
その理由は、子供の顎が成長途中であり、歯が動きやすいため、治療が比較的簡単に進むからです。また、特別な器具を使う必要が少なく、通院回数も減らせるため、費用が軽減される傾向にあります。
さらに、子供の矯正は「第一期(6~11歳)」と「第二期(11歳以降)」の2段階に分けられます。第一期は、永久歯が正しく生えるスペースを作ることが目的です。その結果、将来的な矯正治療が不要になる可能性もあります。第二期は、大人と同様の矯正方法です。
ただし、具体的な費用は歯の状態や治療計画によって異なります。
インビザライン治療の総費用は、治療前・治療中・治療後の3段階です。
治療前の費用は総額の約10%を占め、カウンセリング、精密検査などが含まれます。状態によってはむし歯治療や抜歯などの追加費用も発生します。
治療中の費用は最も大きく、総額の約80%です。マウスピース代が中心で、これに定期的な調整料やリファインメント費用が加わります。
治療後の費用は総額の約10%で、保定装置と定期観察料が必要です。以下で、具体的な費用について解説します。
インビザラインの治療開始前には、必須の費用と状態に応じた追加費用が発生します。主な費用内訳は以下のとおりです。
初回カウンセリング | 無料~5,000円 |
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精密検査・診断 | 1万~6万5,000円 |
治療計画作成 | 通常は精密検査費用に含まれる |
むし歯・歯周病治療 | 1,500~1万円/回 |
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抜歯 | 5,000~1万5,000円/本 |
その他の事前治療 | 症状により異なる |
まず、カウンセリングで治療の概要を理解し、その後、精密検査で具体的な治療計画を立てます。この段階で、追加で必要な治療の有無も判明します。検査結果によっては、本治療の前にむし歯治療や歯周病治療が必要です。
治療開始までの総費用は、最低でも1万~7万円程度を見込んでおきましょう。
インビザライン治療中は、定期的な調整費用と状況に応じた追加費用が発生します。
定期的な費用として、2か月~3か月ごとの調整料(3,000~1万円/回)があります。これは装置の適合確認や歯の移動状況のチェックなど、基本的なメンテナンス費用です。
また、治療経過によって追加費用が必要になることもあります。たとえば、計画通りに進まない場合のリファインメント(治療計画の修正:2万円/回)や、追加マウスピース(1枚10万~2万円)などです。
これらの費用は医院によって異なるため、治療開始前に詳細を確認することをおすすめします。
インビザライン治療後には、治療効果を維持するための費用が必要となります。主な費用は以下のとおりです。
保定装置 | 1万~6万円 |
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定期観察料 | 3,000~5,000円/回(2か月~3か月ごと) |
保定装置は、動かした歯が元の位置に戻るのを防ぐために必須の器具です。装置の種類や医院によって費用は異なりますが、歯列矯正の効果を長期的に維持するために必要です。
また、定期的な観察も欠かせません。2か月~3か月ごとの通院で、歯の位置のチェックや保定装置の適合確認、歯や歯石のチェックなどを行います。定期観察を怠ると、せっかくの矯正効果が失われる可能性があります。
治療後の費用は、長期的な治療効果を維持するために必要な投資と考えておきましょう。
インビザラインの治療費を抑えるには、いくつかの方法があります。
・医療費控除を利用 ・時間帯割引など、クリニック独自の割引を活用
まず、医療費控除の活用を検討しましょう。歯科医師が「医療上の必要性がある」と診断した場合、確定申告で医療費控除の対象となり、年間の医療費が一定額を超えた分について税金が還付される可能性があります。
また、クリニックによって提供される独自の割引サービスも活用できます。たとえば、平日の日中診療や学生割引、複数本同時治療の割引などがあります。さらに、分割払いやデンタルローンの利用で、一時的な支払い負担を軽減することも可能です。
以下で、より具体的に解説します。
インビザライン治療で医療費控除を受けるための手続き方法を説明します。
年間の医療費が10万円以上(または総所得金額の5%以上)あるか確認します。医療費通知や領収書をまとめ、通院交通費なども含めて計算します。 控除額を計算します。年間医療費から保険からの払い戻し分を差し引き、さらに10万円を差し引いた額が控除対象となります。 申告は、確定申告書と医療費控除明細書を作成し、2月16日~3月15日の期間に税務署へ提出します。 提出から約1か月~1.5か月後に還付金が支払われます。なお、歯科医師による診断書も必要となります。
引用元:No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例|国税庁
インビザライン治療の費用を抑えるため、クリニック独自の割引制度を活用する方法があります。
たとえば、ある医院では平日の日中診療に対する時間帯割引(3%程度)や、治療費の一括払いによる割引制度を導入しています。また、学生割引や家族割引、紹介割引などを実施している場合も。
ただし、割引制度は医院によって大きく異なるため、治療を検討する際は複数の医院の制度を比較検討しておくと良いでしょう。
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口元のお悩みは、スマイルモア矯正もおすすめです。月額3,000円~始められる矯正治療なので、費用負担を大きく抑えられます。
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インビザラインの費用は症状や治療内容によって30万~100万円と幅があり、治療前の検査費用、治療中のマウスピース代、治療後の保定費用の3段階で構成されます。
費用は歯列の状態や治療目標、医院の立地などで変動し、医療費控除やクリニックの割引制度で負担を軽減できる可能性もあります。
治療を検討する際は、複数の医院で相談し、総合的に判断すると良いでしょう。
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少しでも「歯並びを整えたい」と思ったら、ぜひ気軽にご相談ください。
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詳しい診断のために、最寄りの提携医院で、いろいろな検査をします。
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歯科医師が、治療後にどんな歯並びになるかや費用の詳細を説明します。気になることがあれば何でも質問できます。
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